死がやさしく笑っても ブラディ・ドール (ハルキ文庫)

北方謙三

• 角川春樹事務所 (2018年11月14日発売)

感想・レビュー・書評

[渡部和也さんの感想 · 2022年4月1日]

男ってヤツの不器用さが、前面に押し出されてる。
今まで、なかなか内面が分からなかった姫島の爺さんの心情が透けてきて、人間味が溢れてる。

[mr.satomiさんの感想 · 2022年3月16日]

最高!
数十年ぶりに再読。時代背景など特に違和感なく読むことが出来ました。

[yasukp385さんの感想 · 2018年12月11日]

再読。 2018.12.11

[tocaさんの感想 · 2018年11月20日]

ブラディ・ドールシリーズの第14巻。
今作で大きなウエイトを占めている登場人物は、珍しいことに少年だった。キャラクター造形としてはオーソドックスで、悪い言い方をすれば『類型的』になるのだろうが、変に凝らずに王道のハードボイルドを貫くためには、寧ろキャラクター造形は類型的である方がいいんじゃないだろうか。

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ（全五十一巻）で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成（下） 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」