機械式時計王子の休日 千駄木お忍びライフ (ハルキ文庫 ひ 9-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 95
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758442275

作品紹介・あらすじ

千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。
十刻藤子は、妹・桜子の三つ子の出産で手が離せなくなった母親に代わり店番をすることに──。
時計に全く無関心で知識もない藤子の前に、スイスから来たという不思議な兄弟が現れた。
町のシンボルであった時計塔を二十年ぶりに動かすというが……(「塔の上の大時計」より)。
日常のさまざまな謎を、ラグジュアリーな時計とともに解決していく、書き下ろし下町ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 作品名に惑わされていけない例ですね⁉️
    題名からは児童小説のように思われますが、とてもしっかりとした本格探偵推理小説です

  • 【収録作品】 塔の上の大時計/時計師ふたりの日常-幕間-1/水晶と機械と白い象/時計師ふたりの日常-幕間-2/時報少女に花束を/時計師ふたりの日常-幕間-3/クロノグラフと雷鳴のベビーカー/時計師ふたりの日常-幕間-4/幽霊時計と夏の夜/時計師ふたりの日常-幕間-5/暗闇に響くミニットリピーター/時計師ふたりの日常-幕間-6/独立時計師への道のり
     時計の蘊蓄は読み流してしまったが、肩の凝らないストーリー展開で、気軽に読める。

  • スイスからやってきた時計師のジャンとアキオが、トーコの時計店を訪れる客たちの悩みを時計のちょっと変わったギミックを使って解決していく。その解決方法が何ともスマートで紳士的。時計に詳しいジャンとアキオ、時計店の店主ながら時計素人のトーコの両者の視点で話が展開されるため、時計好きもそうでない人も楽しめる。

  • 機械式時計を軸に物語が展開していく。時計師たちとのかけ合いも楽しく主人公が少しずつ成長していく様子がとても爽やかに描かれる。

  • 時計店の娘だけど、時計に興味のない藤子と時計を心から愛するジャンとアキオ。時計のことを熱く語る2人に対し、全くその話に興味をひかれていない藤子の噛み合わない感じが面白かった。藤子も本当は、時計のことを知りたいんじゃないかな。とも思えてくるし。なんだか不思議な兄弟との、これからの関わりが気になってくる話だった。

  • ちょっと時間が掛かっちゃったけど”機械式時計王子の休日”読了。 この本を読むと時計が欲しくなってイカン(苦笑) カメラといい時計といい、この作者さんの作品はいつも渋いトコを突いてきます。 次は万年筆を題材にした作品を書いて欲しいですね(笑) って、完全に個人的趣味や(^^;

  • 実物が気になる素敵な時計がたくさん登場して、小説なのに眼福な気分を味わえました。
    実際の花の開花時間で時刻が分かる「花時計」も素敵でした。
    こういう時計が身近にあればいいのに。
    最後に出てくる時計も本当に美しいのです。
    中には音まで素敵な時計まであって、時計の奥深さをしっかり味わえた気がします。
    日常ミステリ要素もあったけど、お金の力で解決な話もあって、時計王子の資金力を思い知ったり。
    ただ、野暮なのかもしれないけど、全ての謎をきっちり明らかにしてくれない話もあるので、もどかしく思うことも。
    毎回、王子たち視点の裏話を挟んでくれるから期待してたのに。
    少し消化不良。
    保護者兼兄役の彼か、王子の彼のどちらかと主人公は恋仲になるのかなと予想しつつ、そちらもやや空振りに終わったので、個人的にはもう少し先まで読みたかったです。

  • 谷中レトロ写真から好きになり、時計の世界が繰り広げられていて時計に詳しくなくても面白いです。主人公は、谷中の来夏と同じく過去に傷を抱えていますが王子様達と過ごす中、救われていきます。優しく温かい本です。

  • 時計屋の実家で、母親のかわりに店番をする事に。

    知識がまったくない主人公の所に
    店子としてやってきたのが、時計に詳しい兄弟。
    これもまた実は…というのがさくっと分かりますが
    すべてにおいて、時計の語りがすごい。
    いやここまで言われても、そうですか以外
    まったく感想が出てきません。
    使えればいい、の主人公側の人間なので。

    時計界の期待の人物から言われたあの言葉は
    どう考えても…ですが、本人が気が付かねば
    表面通り、のお言葉です。

  •  千駄木すずらん通りの一番端にある4代続くトトキ時計店。十刻藤子は妹が三子の出産で手が離せなくなった母の代わりに店番をしていた。時計に無関心だった藤子の前に、スイスから来た不思議な兄弟がトトキ時計店のビルに住み着き、シンボルである時計塔を20年ぶりに動かすと言い出して…

     時計職人だった父が失踪し、ヤケになって大阪へ飛び出した藤子が母に請われて実家に戻ってくるが、時計に対して本当に無関心だったが、スイスからやってきたジャンとアキオによって少しずつ時計への興味が出てきた事が父とのわだかまりが解けてきている様でホッとしました。ジャンの時計への情熱と蘊蓄がすばらしく、17歳なのに天才時計職人なのも頷けました。
     藤子への想いはどこまで本気なのかは解りませんが、案外本気なのかもしれないですね。
     続編希望です!

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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