秋暮の五人 くらまし屋稼業 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 110
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758442473

作品紹介・あらすじ

八朔の日、亥の刻。芝湊町の土蔵に、見知らぬ者の文で呼び出された男たちが、密かに集まってきた。
骨董商の仁吉、役者の銀蔵、寄木細工職人の和太郎、浪人の右近、板前の壱助。文の差出人は果たして誰なのか?
 五人が呼び出された真の理由とは?
 一方、虚の一味、初谷男吏と榊惣一郎は仕事をしくじり、高尾山から江戸市中に戻ってきた。
めくるめく展開に一瞬も目が離せない。まさかのラストに、驚愕すること間違いなし。
最強の決闘あり、ミステリーあり、人情あり……無敵のエンターテインメント時代小説、熱望の書き下ろし第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • この終り方…まるで髙田郁先生ではないか!
    まさか最後のシーンでこの人が登場してくるとは…。
    続きが気になる〰️!

    第1弾から読み進め、これまで少しずつ疑問に思っていた数々のことが紐解かれ、それぞれの繋がりも明るみになったシリーズ第4弾。
    平九郎を中心に、赤也、七瀬、そして3人を陰で支える茂吉にお春。
    年齢や生い立ちは違えど、皆で力を合わせ生き抜いていることを改めて実感。
    くらまし屋メンバーの結束も深まり、敵の姿も明らかになってきた。

    敵味方に関わらず、己の勤めに矜持を持つ男達はなんて素敵なんだろう。
    一度請け負った仕事は何年かかろうと、例え途中で邪魔が入ろうとも、最後まで手を抜かずやり遂げる不屈の信念。
    読んでいてとても清々しい。

    そしてお楽しみの『ぼろ鳶』リンクは幼い頃の彦弥。
    この頃から「女の頼みは断らない」主義だったとは…。
    こちらの男もブレがない。
    次に登場するのは誰なのか、それも気になる。
    早く第5弾へ行かなければ!

  • 〈くらまし屋稼業〉シリーズ第四作。

    序章で謎の組織『虚』の暗躍が描かれるので今回は『くらやし屋』VS『虚』のガッツリ対決かと思いきや、解散した筈の盗賊集団『鰄党』の残党の物語。
    これまでは絶対不可能と思われる状況下でのくらませ方法が一つの山場だったのだが、今回はかなり趣が違う。
    この四作目にして「くらまし屋七箇条」の重みを感じさせる。
    「くらまし屋稼業」は慈善事業ではない、やはり裏稼業なのだ。

    しかしこんな形で「くらまし屋」を利用しようとは恐れ入る。
    だが勿論こんなことで良いように使われる「くらまし屋」ではないし、平九郎の場数の多さも感じる。

    シリーズとしては新たに「くらまし屋」のメンバー赤也の過去にも触れられていた。
    赤也、七瀬、平九郎、「くらまし屋稼業」に対する思いはそれぞれ違うが、良いトリオだと思うし三人が今後どのような道に進むのかも気になる。

    個人的に気になっていた炙り屋・万木(ゆるぎ)も再登場。
    更には「虚」のメンバーには惣一郎以外にも箍が外れたような危険人物がいることが分かる。
    これから「くらまし屋」「炙り屋」「虚」の三つ巴の闘いになるのか。
    さらには最後の最後にすごい展開に。
    やはり平九郎と「虚」との対決は避けられないようだ。

    • やまさん
      fukuさん、こんにちは。
      いいね、有難う御座います。
      今村翔吾さんの本は、毎回楽しみに読んでいます。
      今後ともよろしくお願いいたしま...
      fukuさん、こんにちは。
      いいね、有難う御座います。
      今村翔吾さんの本は、毎回楽しみに読んでいます。
      今後ともよろしくお願いいたします。
      2019/10/31
    • fukuさん
      コメントありがとうございます。
      今村さんの作品はこのシリーズしか読んだことがありませんが毎回ワクワクさせてもらってます。別のシリーズ物にも...
      コメントありがとうございます。
      今村さんの作品はこのシリーズしか読んだことがありませんが毎回ワクワクさせてもらってます。別のシリーズ物にもそのうちに挑戦したいと思っています。
      2019/10/31
  •  5人を呼び出したのは、誰なのか。そして、その真の理由とは。くらまし屋が活躍するシリーズ第4弾。

     今回はミステリー色の強い展開でしたが、それだけでなく、これまで通り、決闘あり、人情ありの贅沢な物語となっていて、とても読みごたえがありました。

     また、これまでの登場人物が物語に絡んできたり、新たな強敵の登場があったり、まだまだくらまし屋の活躍が見られそうでたまらない展開でした。

     くらまし屋の過去が少しずつ解明される一方、新たな展開が結末に用意してあり、早く次が読みたいと感じずにはいられませんでした。

     人を思う気持ちの強さも感じました。

  • 秋暮の五人 ー くらまし屋稼業シリーズの4作目
    2019.04発行。字の大きさは…小。

    このシリーズは、毎回楽しく読んでいる。
    今回は、「虚」との戦いかと思いきや、ハラハラ、ドキドキと次はどうなるのだと思いながら読む。
    良く書けています。

    次作を楽しみにしています。

  • このタイミングで、最後にぶっこんで来たということは今村さんの中ではもう落としどころが決まっている気がするので、いっそ一気読みさせて頂きたい。どの理由で対峙させるのか期待しかありません。炙り屋、くらまし屋、虚の三つ巴。色んな裏稼業があるもんだ、と思います。平九朗が利用される訳もなく、安心して読めるのも巧いなと感じます。最初にゲスト出してファンの心を鷲掴みにしておくのも、さすがの一言でした。

  • くらまし屋稼業とは?
    4作目とは知らずに読み始めました。
    第1章の前に、「くらまし屋七箇条」が書かれています。

  • 初音が次にはガッツリで出来そうな気配?

  • 序章で満足して本を閉じそうに。違った違った本編へ。
    くらまし屋だし、裏稼業だし、仕方ないのかもしれないけれど
    優しくて人情派かと思えばは容赦ないし、
    謎も多すぎて、これからどうなるんだろうって感じ。
    最後の最後に大きな動きの予感。次も楽しみ。

  • つなぎ ですかな

  •  2019-04-20

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著者プロフィール

今村 翔吾(いまむら しょうご)
1984年、京都府生まれの時代小説作家。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て専業作家となる。
2016年、『蹴れ、彦五郎』で第十九回伊豆文学賞の小説・随筆・紀行文部門最優秀賞、2016年『狐の城』で第二十三回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞をそれぞれ受賞。2017年『火喰鳥』が単行本デビュー作となり、啓文堂書店時代小説文庫大賞を受賞、「羽州ぼろ鳶組」シリーズとして代表作となる。2018年「童神」で第十回角川春樹小説賞を受賞し、『童の神』と改題されて単行本発刊。同作が第8回本屋が選ぶ時代小説大賞候補となると同時に、第160回直木賞の候補に。

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