- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758443081
作品紹介・あらすじ
華人移民を母に持つフランス生まれのマリー・趙は、
ひょんなことから中国・清王朝の皇帝・乾隆帝の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えの
糕點厨師見習いとして北京で働くことに。
男性厨師ばかりの清の御膳房で、皇子を取り巻く家庭や宮廷の駆け引きの中、
〝瑪麗〟はパティシエールとして独り立ちできるのか!?
華やかな宮廷文化と満漢の美食が繰り広げる、中華ロマン物語。
感想・レビュー・書評
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フランス人パティシエの父、清国からの移民の母を持つ、マリー・フランシーヌ・趙・ブランシュ。フランス革命の暴動から救ってくれた〈リンロン〉が連れてきてくれたのは、北京で……。
シリーズ第1作。
マリー・アントワネットに拝謁したこともある、キリスト教徒のフランス人が、天主教は禁教とされる清国へ渡り、第6皇帝・乾隆帝の第17子・永璘の厨房で、フランス菓子を作る。
異国での文化ギャップを描く話はあるが、フランスと清国なのが、新鮮。
文化、宗教、食生活の違いが、トラブルを巻き起こしながらも、いい人に囲まれて、前向きに暮らしていく。
お菓子の話だけではなく、歴史も絡んできそうな展開。
幼い公主に降りかかった異文化交流「砂糖菓子の踊り子」が、コミカルで楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
華人移民を母に持つフランス生まれのマリー・趙は、中国・清王朝の第十七皇子・永璘お抱えのパティシエール見習いとして北京で働くことになる。
男性ばかりの御膳房で、マリーはパティシエールとして独り立ち出来るのか。
18世紀の清を舞台に、フランス革命から逃れた少女が菓子職人を目指す成長物語です。
文化も食事も何もかも違う異国の地で、それでも故郷のお菓子を再現しようと試行錯誤する主人公が生き生きしていて魅力的。今後のロマンスにも期待してしまいます。
ただ、この主人公頑張ってて可愛いと思う反面迂闊な部分も多くて、読んでる最中いつか首が飛ぶんじゃないかと心配になりました(物理)。
中華風にアレンジされたお菓子もおいしそうです。
コティニャックっていうお菓子初めて聞きましたが、調べたところゼリーやジャムみたいなお菓子なんでしょうか。色々お菓子や料理が出てきますが、これが特においしそうに感じました。 -
第一話 王妃の指輪
第二話 砂糖菓子の踊り子
第三話 永璘皇子の帰還
清王国皇子の家の男性ばかりの厨房でパティシエールを目指すフランス生まれのマリー。文化の違い、言葉の違いを乗り越えて元気にやっていけるのか、親の目線になってしまう。
ルビがひらがなとカタカナがあって、?? と思いながら読み進み、あぁ わかった。日本語読みかどうか かな
(それは正しい?) -
『金椛国春秋』シリーズが好きなので世界観の違いそうなこちらはどうかなと思ったが、こちらはこちらでまた楽しみなシリーズになりそう。何が良いかって、安易にラブロマンスに陥らない所(笑)
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中国人の母を持つフランス人のパティシェールが、中国人の皇子のお抱えに?謎がありつつ、おいしいもの好きな皇子様が楽しい。どこかユーモラスなマリーの生活がとても楽しかったです。期待していたより数倍面白かった!おすすめです。続き読みたい!
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マリーのキャラクター像がいまいち掴めずに1巻終了。基本的に登場人物がいい人ばっかりなので、もうちょっと悪役がいたらいいのにと思う。
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これからどう話が展開するのか、まだまだ読めない。
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フランス革命の動乱の中、中国へとやって来たマリー!
異国の地に突如放り出されたのに、たくましく厨房で生き抜いていく姿がすごいと思いました!
マリーの作るフランス菓子を素直に受け入れていく方々がすごいですね~
流石人の上に立つお方だと感心しました!
マリーの作るお菓子がどれも美味しそうです!
本物を食べてみたいです! -
中国清王朝乾隆帝の時代,フランス革命を逃れてマリーは北京にやってきた.パティシエールとしての厨房での働きとそろわない材料で作るお菓子の数々が魅力だ.そしてどこかで登場しそうなロマンにも期待する.