- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758443227
作品紹介・あらすじ
遠目には無地、近づけば小さな紋様が浮かび上がる「小紋染め」。
裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい
──そう願い、幸たちは町人向けの小紋染めを手掛けるようになった。
思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていく。
だが「禍福は糾える縄の如し」、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲う。
足掛け三年の「女名前」の猶予期限が迫る中、五鈴屋の主従は、この難局をどう乗り越えるのか。
話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!
感想・レビュー・書評
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えええええ!
そういう展開か!
そうくるか!またしても次巻への引きが強い
いやいやそれはそうとあの人ね
あの人僕正直言って嫌いじゃなかったんですよね
多分男性人気高いと思うんだよな〜あの人
プライドが高くてね
でもちゃんと実力も伴っていて
実は人のことも思いやれるんだけど
プライドが邪魔して素直に表現出来なかったり
目標達成を優先するあまり周りが見えなくなったりね
全てプライドが高いゆえ
でもそういう人
嫌いじゃないんだよね
一方脇の甘すぎる小娘は嫌い
「悪気はなかったの」って言えば許されると思ってるんだよきっと
嫌い
で、どうなるのよ!
早く次読まねば!(前巻で読み進めるか迷ってた人だよね?) -
シリーズずっと読んでると、中弛みって出てくるんですよね。...いや、私にですよ。
しかし!しかし!しかし!
ちょっと読む間を空けたからか何でか分からないけど、この巻すごい面白い!そして状況の展開早い!これって、終わりどうなるんだー?
過去の人達も沢山出てきた。もちろんあの人も!
...この巻、特に登場人物多かったかもね。
そしていつものごとく、不穏な空気を漂わせつつ最後数ページで怒涛の展開。昨夜勢いで読んでしまおうかと思ったけど、最後5ページ読むの我慢して、今日読んでよかったわー。
でもさ〜結ちゃん、それはいかんやろ〜。
どうなるのかしら?さあ次巻次巻!楽しみだ! -
瀑布篇 ー あきない世傳 金と銀シリーズの8作目
2020.02発行。字の大きさは…小。
結は、姉・幸への…、小紋染めの潮目が変わると言われる干支の伊勢型紙6枚すべてが無くなる。
姉への書置き「かんにん」とは…。
そんななか5代目五鈴屋当主惣次が、両替商井筒屋三代目当主として幸の前に現れ、助言をする。
小紋染めが江戸の町に広まり五鈴屋江戸店は、好調であったが絵柄が可愛く町人の女の人には気に入られるが、それ以上の広がりがない。
その打開策として干支を染めた小紋染めを広めようとした矢先に…。
結は、賢輔が姉を慕って…。
【読後】
今回は、小紋染めが好調にスタートし、その後の麻疹で苦境に立ち、また、持ち直しと。
好不況が繰り返されるが、その中で五鈴屋江戸店の頑張りと新たな試みで前へ前へと進んで行く姿がとても良かった。
しかし、最後の結の行動で全てが瓦解する。
結は、一時の気の迷いか、それとも賢輔を挟んだ…、次回の展開が気がかりです。
2020.03.19読了-
おはようございます。
『あきない世傳金と銀』、最近読み始めました。興味が続けば、全巻を読む予定ですが、読書に関しては、面白くなくなればすぐ...おはようございます。
『あきない世傳金と銀』、最近読み始めました。興味が続けば、全巻を読む予定ですが、読書に関しては、面白くなくなればすぐに中断するタイプですので、どうなることやらです。
今後とも、時代小説の紹介、楽しみにしてます。 seiyan362020/08/30 -
seiyan36さん♪こんにちは(^-^)
高田郁さんの「あきない世傳 金と銀シリーズ」は、「幸」の人生が波乱万丈です。
根気よく、読ん...seiyan36さん♪こんにちは(^-^)
高田郁さんの「あきない世傳 金と銀シリーズ」は、「幸」の人生が波乱万丈です。
根気よく、読んで行けば絶対に期待を裏切らない作品です。
そろそろ第9作品目が来月には、出版されます。
待ち遠しくて仕方が有りません。
やま2020/08/30
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「あきない世傳 金と銀」も八作目。
前作では江戸での商いに見通しも立ち、努力が報われた状態で幸福な読後感でしたが。
「瀑布篇」って、怖いじゃないですか~!
幸は女ながら江戸に五鈴屋の店を出し、中継ぎの七代目として信頼を得ていました。
思わぬ再会をした惣次も、江戸で新たな道を確実に歩んでいて、幸を困らせることはない様子。
ただ、気になることを助言してきます。
小紋染の販売を広げようと工夫する幸。
巨額の上納金を申し付けられたり、麻疹が流行したりと、ほかにも難題が起きてきます。
幸の芯の強さと商才、幸を信頼する店の人たちが一丸となって事態を打開していく有様は、すがすがしい。
店の跡継ぎを決める期限も迫り、何とか方針を固めていく幸。
ところがその過程で、妹の結との間に、思わぬ出来事が…
途中までは苦難も乗り越えられるものと想像出来ましたが、終盤で恐ろしい展開に…
この迫力に、作者の筆力は感じますが、感情移入してしまうから、辛いですよ。
やはり幸は、苦労させられる星のもとに生まれたヒロインなのですねえ。
読者の想像を超える展開だからこそ、さすが。続く内容の読み応えが楽しみではあります。 -
高田郁『あきない世傳 金と銀(八) 瀑布』ハルキ文庫。
順調に商いを育てる幸をまたまた襲う苦難。少し詰め込み過ぎ感のあるストーリーも、毎度お馴染みのパターンで少しマンネリ化してきたようだ。
町人向けの小紋染めで商いも順調だった五鈴屋を襲う災禍。まるで新型コロナウイルスが東京で蔓延するかの如し。そして、女名前の猶予が迫る中、成功への鍵を掴んだ幸を思いがけない事件が襲う。
本体価格600円
★★★ -
「みをつくし」でも書いたが、著者の表現する色彩言語の何と豊かなことか。
江戸紫、青藤、若竹、栗皮、千載緑、薄縹、藍鼠、利休鼠、丁子、海老茶、練色、梅鼠、深縹、鶸色、常盤色、鴇色、小町鼠、黄檗、等々。
改めて、多彩な日本語に魅力と誇りを思う。想像できる色もあるが、それぞれの色がどのような色なのか、いつかカラー版で確かめてみたい。
「買うての幸い、売っての幸せ」を信条に、小紋染めを売り出した幸の江戸店は順調に売り上げを伸ばす。読者としては、興が多少削がれかけたが、やはり波瀾万丈が待ち構えていた(笑)。
おかみからの五鈴屋に対する上納金の申し付け、八代目襲名問題、思慕の気持ちを抑えきれずに悩む結の今後。そして、その結の行動による衝撃的なラスト!
レビュー氏たちの想像のとおりなのか、嫌が応にも待たれる続巻。
それにしても、第三章の麻疹禍は、現代日本や世界のコロナウイルス禍を連想させる。
「こんなことがずっと続くわけないですよ」「どんなに悪いことでも、必ず底はありますからね」との、作中人物たちの言葉を、胸に留めたい。 -
寝る前にちょっとだけ読もうと思って手に取ったら…
あまりにもおもしろすぎて一気読みしてしまった!
学者の子として生まれた幸はひょんなことから大坂の呉服屋「五十鈴屋」の七代目主人に。そしてついに江戸へ出店。歌舞伎役者・中村富五郎の披露目で発表した「江戸紫」が話題となるが、逆にお上に目を付けられてしまい…。さらに新しい小紋染を開発しつつ、「女名前」の猶予期限も迫り…そんな中、とんでもない事件が…
結~!!
ちょっと~!!
寝る前にこんなジェットコースター小説を読むと感情ぐちゃぐちゃになるじゃん~!!
「禍福は糾える縄の如し」
続きが気になりすぎる~!
惣ぼん好きです(●︎´艸`)ムフフ
惣ぼん好きです(●︎´艸`)ムフフ