最果ての街 (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2020年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784758443456

作品紹介・あらすじ

通称「山谷」地区。ここには東京を代表する巨大なドヤ街がある。
この地域にある山谷労働出張所は、日雇い労働の斡旋が専門の職業安定所。
労働者の高齢化や、不景気による仕事の減少など、山谷地区では様々な問題が多発していた。
そんな中でも所長の深恒宣泰は、心を寄り添わせながら労働者と接していた。
ある日、ホームレス殺害事件が発生し、被害者は山谷地区にいた労働者だという事が判明する。
深恒は被害者の家族を探そうと動き出すが──。

感想・レビュー・書評

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  • 西村健『最果ての街』ハルキ文庫。

    東京の山谷地区にある日雇い労働斡旋が専門の職業安定所・山谷労働出張所の所長である深恒宣泰を主人公にしたミステリー。

    前半では山谷の日雇い労働者の生活事情と深恒が何故山谷の日雇い労働者を親身になって気に掛けるのかがじっくりと描かれる。日本経済の疲弊と日雇い労働者の高齢化による日雇い労働者の過酷な生活と、様々ないさかいが発生する日常……そんな中、起きたホームレスの殺害事件……

    意外な犯人。少々上手く行き過ぎの意外な結末……

    ある日、山谷で深恒が気に掛けていた寡黙なホームレスの日雇い労働者が何者かにより殺害される。深恒は被害者・飯樋の遺族を捜し出そうとする。

    後半になると、飯樋の遺族捜しに余りに没頭し、家庭を蔑ろにした深恒に大きな問題が起きる。しかし、飯樋の故郷が福島県飯舘村であることを掴んだ深恒は遺族を捜して、福島に赴く。

    本体価格840円
    ★★★★

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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