ぼくたちの答え (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2020年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784758443814

作品紹介・あらすじ

UFOに興味のある陽羽吾。寺の子で幽霊が見える臣。量子科学に関心のある眞琴。
それぞれ理由があって不登校になった三人は、フリースクール「みかん」で出会い、仲良くなる。
やがてお互いの興味が実は繫がっているように感じ、それぞれの興味の対象を調べるチームを結成した。
その名も「コスモボーイズ」。やがて彼らは活動の中で、自分たちが世の中に感じる生きづらさの理由を悟ってゆき──。
迷い戸惑うあなたに贈る、勇気の出る一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 仲間がいること
    理解してくれる人がいること
    自分の居場所があること
    子どもでも大人でも重要だなと思う

    周波数を変えれば見えるものが変わる
    アンテナを張って世界を見てみようと感じた

  • 力量物理学に霊感に宇宙人にまるで違う分野だと思っていたが、通じる道が同じだとか深い話を読んだね。各々信じる道を極めること、議論して結論を導くこととか関心させられた。この年齢で、今でもだけで、あんなに熱く議論出来ない。しかも知識が半端なくて、議論して更に上がるから、こんなまともな人間が学校に行けないとか、社会を知らない先生がいる、何とかしてくれよ、あんたたち。周波数が変わる事にってストンと腑に落ちる。難しいけど、自分でも頭から離れない嫌なこととか克服出来ないジレンマあるから。で3人が自分の目指す道を決めた

  • がっつりスピリチュアル系でちょっと引いた。といっても、強引な感じではないし、そう考えられるならプラス思考で悪いことではない。コロナ禍での作品、直接触れられてはいなかったが、著者なりの答えでもあるのだろう。

  • いじめで不登校,幽霊が見える,性別での悩みなどでフリースクールに通うようになって出会った中学生3人の成長を描く.UF,量子科学,仏教座禅,瞑想などから自分自身であることの大切さに目覚める.啓蒙本のようなところもあるが瞑想のことなど良くわかった.

  • 不登校の3人組がフリースクールで出会い、それぞれが興味のあることを調べて話すことで、異なることが一つに繋がっていくように感じるスピリチュアル系な小説。
    過去現在未来は同時に存在する、観測すると結果が変わる、物事はすべてにおいて中立、見たいものしか見ない、といった哲学的なものが物語に落とし込まれていて、ふわりと悟りを感じる。
    この本を読むと特に狭いと思ってなかった視野が広がった気がする。
    人間関係に悩んだり、居場所を求めたり、怖がったり緊張したり、それは自身の周波数がそればかりを受信するという説、個人的に好き。
    そしてきちんとこのテーマに沿ったオチもあり、人は情報に対して感情で処理してしまうんだなぁとしみじみと納得。
    UFO、幽霊、量子、これらが同じに感じれる視点を楽しんでほしい一冊。

  • こんなの書けるんだ、すごい
    しかも、令和になってから

  • この本、読み進めていいのと
    ちょっと不安になるくらい
    スピリチュアル満載だったけれど、

    話の本質は
    生きることに息苦しさを感じている10代に
    寄り添うことにあるのだろうなあと思う。

  • +++
    UFOに興味のある陽羽吾。寺の子で幽霊が見える臣。量子科学に関心のある眞琴。それぞれ理由があって不登校になった三人は、フリースクール「みかん」で出会い、仲良くなる。やがてお互いの興味が実は繋がっているように感じ、それぞれの興味の対象を調べるチームを結成した。その名も「コスモボーイズ」。やがて彼らは活動の中で、自分たちが世の中に感じる生きづらさの理由を悟ってゆき―、迷い戸惑うあなたに贈る、勇気の出る一冊!
    +++

    読み進めるほどに、目が開かれるような心持ちになる。フリースクール「みかん」で出会った三人が、お互いの違いを認めつつ、それぞれの興味を持ち寄って、そこにシンクロニシティを見出し、互いに尊敬しあいながらさらに高め合っている。新しいことをみつけ、何かに気づくことによって、いままでの知識や体験とそれらを結びつけ、さらに新しい世界をひらいていく三人が、自由で頼もしくて、とても輝いている。親や周りの大人たちも、彼らを矯めることなく、丸ごと受け容れて愛してくれているのがわかって、好ましい。彼らが出会ったのが、一般的な教育現場に馴染めずに通い始めたフリースクールだったのが、とても皮肉に思われる。そしてそのスクールの名前「みかん」はもしかすると「未完」とも通じるのかもしれないと、秘かに思ってしまったりもするのである。彼らの成長も、開眼も、まだまだこれからなのだから。般若心経を読んでみたくなる一冊でもある。

  •  スピリチュアル系に抵抗があると,ちょっと・・・,という感じになるんじゃないかな?
     中3の子たちがよすがとするものを見つけて,精神的に成長していくというのはいいのだけれども,うーん何というか「僕の地球を守って」が流行っていたとき,アトランティスの神官の生まれかわりとか自称する子たちがコミュニティーを作って盛り上がっていたのを思い出してしまった.

  • 仲間からあぶれいじめられた陽羽吾(ひゅうご)、宇宙に興味がある
    曹洞宗の寺の息子の臣(おみ)、“見える”体質が学校生活に災いしている
    クラスメイトから排除された眞琴(まこと)、量子力学に関心がある

    それぞれの事情で不登校になった中学3年生がフリースクール「みかん」で出会う

    シンクロニシティ、波動、意識、幽霊、座禅、マインドフルネス、スペースピープル……

    不思議なものに興味を持つ似たもの同士の3人が意気投合、チーム「コスモボーイズ」を結成し、自分たちの“答え”を求めて活動を開始する

    《今が辛い君へ。
     「世界」が変わる。
     今が、輝いて見える。》──帯のコピー

    各章冒頭におさめられた脈絡のない小ストーリー
    隠された意味が明らかになるとき、生き方が見えてくる

    『君たちはどう生きるか』にも匹敵する椰月美智子の意欲作、ハルキ文庫の書き下ろしで、2020年12月刊

  • フリースクールで出会った3人。3人はそれぞれの事情で不登校になった過去がある。一人はいじめ。一人は幽霊が見えるから。一人は周りとの不一致で。何気ないやり取りから話が盛り上がり、3人で「コスモボーイズ」としてチームを結成した。壮大な世界観を考えていくいちに自分自身を向き合いながら、将来へ頑張っていこうとします。

    物語の構成は、3人それぞれにスポットを当てながら、それぞれの心理描写を楽しめます。各パートの初めには、神話?らしき物語が差し込まれていて、「これは何?」と思いましたが、最後で明らかになります。ファンタジーながらも、物語の世界観とうまく溶け込んでいます。

    宇宙や輪廻転生といったスピリチュアルな世界観が描かれていて、ちょっと宗教的?と思ってしまいました。しかし、少年たちが周りとの環境に悩んだり、個人の価値観や立ち位置に向き合ったりと迷いながらも一歩前に踏み出そうとしている姿が、読み手にも勇気を与えてくれるので、自分も頑張ってみようと思いました。

    個人だけだと自分の世界だけなので、どうしても閉じこもってしまう流れになってしまいます。でも、共通の話題を持っている人が近くやネットにいると、自分だけじゃないんだと存在意義が湧きます。そういった少年たちの心理描写が繊細で丁寧に描かれていて、良かったです。
    ちょっとでも一歩前へ踏み出してみると、意外な出会いや出来事に触れ合うかもしれません。そこから、また将来への道調べに繋がるかもしれません。
    「まずは一歩」というメッセージが込められているように感じました。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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