相棒はJK (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2021年9月15日発売)
2.79
  • (0)
  • (3)
  • (7)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 83
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784758444330

作品紹介・あらすじ

警察大学校を首席で卒業した、キャリア組の中でもバリバリのエリートである鴨下俊輔警部補は、
署から警視庁刑事部長直轄の組織・刑事部捜査第一課特命捜査係への異動を告げられる。
数々の難事件を解決した実績を持つこの部署の中心人物が、
鴨下がバディを組むことになる特別捜査官の花比良真理。
彼女は現役の女子高生で!? そして……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 榎本憲男『相棒はJK』ハルキ文庫。

    ちょっと変わった面白い設定の警察小説。榎本憲男の『巡査長 真行寺弘道シリーズ』に比べると、余りにもライト過ぎるし、プロットにひねりも無く、面白くない。

    警察大学校を首席で卒業したキャリアのエリート刑事である鴨下俊輔警部補が警視庁刑事部長直轄の刑事部捜査第一課特命捜査係に異動する。この部署は警視庁の使えない刑事の吹きだまりだったが、何故か数多くの事件を解決していた。そして、鴨下がこの部署でコンビを組むことになったのは、数々の難事件を解決してきた17歳の現役女子高生で特別捜査官の花比良真理だった。

    母親がアイヌのシャーマンという花比良真理は2歳の時から刑事である父親に数々の手柄をもたらした特異感覚の持ち主だったのだ。以来、特別捜査官として警察捜査に参加する真理だったが、堅物男の鴨下はそれを善しとせず……

    本体価格780円
    ★★★

  • 左遷されたのか、昇進したのか分からない主人公は
    変な所に配属され、しかも相棒は未成年者。

    事件内容より、相棒の女子高生の説明が多かったです。
    その部分は読んでいて楽しいのですが
    話題の女子高生自体はちょっと…。
    自分の年と見た目と世間を分かっていて、の選択に
    ちょっといらっとします。
    昔から、の環境を考えると当然なのでしょうが
    ちょっと好きになさそうにない性格です。
    本当に通報されたら、責任も取らないだろうに、と
    微妙な気持ちで行動を読んでましたが。

    最終的に、徐々に女子高生の発言を念頭におく主人公。
    ここまで言われてしまえば、というのもありますが
    その流れは不自然さもなく。
    ただ、やはり女子高生、微妙な感じです。

  • 最初は独特な女子高生のノリと、鴨下のお堅いかんじがしんどかったけど、真理1人ならそうそう女子高生ノリも出ないし、鴨下はガチに優秀なタイプで、なんやかんや面白かった。

  • テンポがよくて背景も面白く、まだまだ話を広げられる。楽しみなシリーズになるといいな

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

一九五九年和歌山県生まれ。大学卒業後、西武セゾングループの文化事業部に勤務。その後東京テアトルにて映画事業に携わる。劇場支配人、番組編成担当、プロデューサー等を務め、退社。二〇一一年、監督デビュー作「見えないほどの遠くの空を」の公開と同時に、同作の小説を発表。一六年『エアー2・0』が大藪春彦賞候補となる。他の著書に「巡査長真行寺弘道」「DASPA吉良大介」シリーズなどがある。

「2022年 『アクション 捜査一課 刈谷杏奈の事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎本憲男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×