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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784758444385
作品紹介・あらすじ
薬売りだった父を亡くした、はる。
一つ年上の兄は、口入れ屋から奉公先を紹介してもらい、その支度金ではるを親戚に預け、江戸へと旅立っていった。
十年の月日が流れ、江戸からやって来た絵描きの彦三郎の絵に、生き別れの兄の姿を見た彼女は、兄と再会すべく江戸へと旅立つ。
彦三郎の世話で、かつては人気の一膳飯屋だったものの、
偏屈者の治兵衛が継いでからすっかり寂れてしまった「なずな」で、住み込みで働くことになるのだが……。
慎ましくも美味しい庶民の料理、そして彩り美しい江戸の四季の中、一生懸命生きる人々を描く時代小説の開幕!
感想・レビュー・書評
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必ず迎えに来ると言って、親戚に預けて出て行った兄の消息を絵師の彦三郎が兄の似顔絵と兄から預かったお金を持って、主人公はるに届けてくれます。はるは絵師の彦三郎の人柄を頼って、江戸に出ます。「なずな」という一膳飯屋を彦三郎と「なずな」の店主の治三郎などに助けられながら、昔、お父さんが作ってくれた味を思い出しながら始めます。余談ですが、預けられていた親戚も温かい人々で良かったです。
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これを読んだ日には牡蠣の昆布舟を作りました!
美味しくて、心温かくなれる時代小説。
時代小説初心者(TV時代劇が好きなので興味はあるけど、これまで読んでこなかったので今後は積極的には読んでいきたい勢)にも読みやすく、情緒や空気感を伝えてくれる素敵な作品。
なにより、出てくるものがしっかり美味しそう!
しかも手順やら、作る時の考えやらも描写が丁寧です。
ただただ料理ドーン! 知識ドーン! として終わるのではない筆力によって作品に引き込まれ、とても良い読書体験ができました。
飴のように優しいだけじゃなく、ダメなものはダメと諭してくれる人々の人情もまた味わい深い。
失敗も多いけれど、ついつい応援したくなる主人公もよかった。 -
作中と今の季節がぴったり重なって、冷たい空気と料理のあたたかさを感じながら読んだ。はるの生真面目さがとても可愛らしくて応援したくなる。そして他のみんなもとてもあたたかい。やさしい、ではなく、あたたかい。それがとても好き。
そしてなにより料理が美味しそう!素朴なのに丁寧さが溢れていてお腹が空く…納豆汁飲みたい…
シリーズ4冊あるようで、続きが手元にないのが悔しい…はやめに集めて一気読みしよ…
お兄さん、なにしてるのかしら。 -
続きが読みたい!!
ほのぼのと、しんしんと・・・はふはふと(笑)。
熊さん八つぁんがそろったし。
次巻が楽しみ! -
兄からの伝言を持ってきてくれた男と
江戸へ上がって、兄を探すことにした。
連続短編で、どれもこれも美味しそうな料理ばかり。
兄はまったく見つからない状態ですが
親切な人や、心優しい人達に囲まれて
どうにか料理人をしている日々。
下町人情、です。 -
夢見がちでふわりと甘い内容。だからこそ皆がふんわり優しくて暖かい。
お店やっているのにあまりお金の心配してなかったりと地に足ついてない感はありますが、ふわふわしている所が魅力になってます。 -
初めての著者の本、初めて表紙を見て買った本。
どんだけの牡蠣料理かと思って読み始めた。
多分シリーズになるんだろうなぁと思っていますが、誰かのシリーズ本に似ているような気もしないでもない。
もうちょっと独自性が欲しいと言ったら失礼か…。
著者プロフィール
佐々木禎子の作品
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