【新装版】二重標的 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2021年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784758444477

作品紹介・あらすじ

東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。
若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。
女はなぜ場違いと思える場所にいたのか? 
疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。
繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる──。
「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。
新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 1998年の作品

    安積班最初の一冊
    というか今の安積班シリーズの試作品みたいな一冊だったな〜と
    いや、でも面白かった
    このタイミングで読んだのがむしろ良かったのかも

    ふむふむ、こういう感じだったのね!と

    相楽って一作目から登場してたの?!
    しかしこんな大馬鹿だったのに今では…とか
    我らが速水ヘッドは最初からカッコ良かったけど最後まで名前も明かされない謎の男だったのね…とか
    ワタクシ大好きな村チョウは一作目から損な役回り泣けるわ…とか
    鑑識の石倉課長(まだ係長)は最初からよき理解者だったのね…とか

    安積ぜんぜん変わってないじゃん!最初からずっとこんな感じか!とか

    ちなみに『二重標的』は『東京ベイエリア分署』からの改題だそうで、改題とか新装とか出版社さんはいろいろ頑張るな〜
    なんか図書館ばっかりでほんと申し訳ない

    • 1Q84O1さん
      シリーズ一作目から読むのが基本ですが、こんな読み方もおもしろそうですね
      敏さんもいろいろ試行錯誤してるのかな〜
      シリーズ一作目から読むのが基本ですが、こんな読み方もおもしろそうですね
      敏さんもいろいろ試行錯誤してるのかな〜
      2023/09/05
    • ひまわりめろんさん
      そうなんです
      今との対比がすごく面白かったです
      そして敏さんの試行錯誤はんぱねっす
      そうなんです
      今との対比がすごく面白かったです
      そして敏さんの試行錯誤はんぱねっす
      2023/09/06
  • 今野敏さんの警察系の本が好きだったけれど、この
    安積班シリーズは読んだことなかったので図書館で借りてみた。
     安積警部補の中間管理職的な立ち位置や私生活では奥さんや子供とは離婚して別居中で大変そうやなと思った。また、作品内でもヨレヨレのシャツやスーツを着て出勤していてくたびれた中年男性のイメージがあったけれど、刑事としてはベテランだなと思いそのギャップがよかった。

    また、出てくるキャラクターがやはり今野さんの作品なのでそれぞれに個性があって生きているように思えるくらい1人、1人印象に残る。
     
    東京湾臨海署の安積班は人数が少ないが、それぞれに何やかんや安積のことを信用しているところがよかった。ラストシーンでの安積と部下のやりとりが個人的に好き。

  • 1996年発行が底本になってる文庫版。もはや、今野敏作品に完全にはまって、安積班シリーズに突入。底本の時代を考えると、携帯電話がないことが不自由なのか自由なのかすらわからなくなる。目まぐるしい毎時を、チーム一人一人が、何を感じ何を思うかに敏感、というか過敏なぐらい気にして仕切る心情の声に、胃に穴が開きそうな気すらする。愛すべき中間管理職。さ、次を読もー

  • 安積班シリーズ、東京ベイエリア分署編の多分①。今年は年間通して、安積班シリーズを読破しようと考えてます。主人公は私の中では佐々木蔵之介だったのですが、寺脇康文も演じてたのですねぇ。この風変わりな安積係長。犯罪に対しての直感力もさることながら、言うことは言うとか、部下の動向に一喜一憂したり、何か冷静なのか、臆病なのか分からないところが面白い。部下や同僚、他部署の人たちの様子をよく見ていて、その時にいちいち思考するのがなんとも不思議な人。これから署員たちとどういう動向になるのか楽しみ。今回はベイエリアのライブハウスで起きた女性の殺人事件と、荻窪署管内で起きた会社員の殺人事件に関連があるのでは?と捜査を始める。その真実とは?事件の解決もだけど、安積の他の署員とのやり取りが面白かった。

  • えーーー。
    ってなった。
    なんか序盤から説明が長くて話に入り込めず、途中からセリフだけで事件を追ったけど、最後なんつー茶番!
    と思ってしまった。
    えーーーーーー笑
    テレクラ交換殺人てwwwwwwww草が生えすぎてしまう…
    しかもそのテレクラの会員が有名アナウンサーて!!そんなこと絶対しないでしょ?!って思う。けど、テレクラのシステムがいまいち分からないのでなんとも言えない感はある…けど多分今のマチアプ系の電話版で、会員になるために身分証明書を店で提出するとなると、絶対アナウンサーやらんだろwwww
    取ってつけたような茶番すぎて、読み終わって本を投げそうになった。2時間ドラマよりくだらないのでわ?と思ってしまった本当にごめんなさい今野敏先生…。
    すごく昔の本だったみたいで今わたしが読んでるシリーズとは面白さが違うんだなぁ、と理解いたしました。
    そんな時代もあったんだなと。
    まあただ、登場人物たちの描写は面白いというか、安積班の人々に親近感を持てたところは、さすがだなと思いました。

  • 隠蔽捜査シリーズから今野敏さんを読み始めたので、時代を遡っている感があるが、昔見ていた刑事ドラマのような安曇班に徐々にハマりそうな気がする。シリーズ次作を読むのが楽しみ!

  • ドラマ化されているのでキャストとかの情報をできるだけ排除しようと思いながら読んだけど上手くいかなかった。
    ライブハウスの描写に違和感。

  • 安積シリーズ

  • やっと読む気になったシリーズ。加速度的に読み進む。面白い。

  • 二つの班が競い合って捜査するところが面白くて、安積たちを応援した。最終的には全員協力し合って読後感もよし。

  • 背ラベル:913.6-コ-1

  • 安積班シリーズ第一作。
    班長である安積警部補は部下に上手く指示をしながら忙しく事件の対応しています。
    捜査対象者はもちろんのこと、部下や他の署員などにも気をつかい事に当たります。
    中間管理職は大変です。
    今後の展開も楽しみです。

  • やっぱり、面白い❣❣

  • あーなるほどなぁと事件の全容もさることながら人間関係の機微が面白い小説です。
    こんな人が上司だったらなっていうね。
    格好いいですね。安積さんは(笑)

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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