あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758444613

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  • 浮かれず、
    傲らず、
    正しき道を歩み続ける…。
    その姿勢にこころが洗われる。
    自分の生き方は
    これでいいのかと
    いつも考えさせられる。
    迷ったときの道しるべとなる、
    まさに勇気をもらえる物語。
    12巻を重ねてきたが
    わくわくが止むことは無く
    むしろ、増すばかりだ!
    そういう意味では、
    何とも罪作りな物語。

  • 高田郁さんは本当にいい本当に凄い、年に2回をしっかり出すなんて、体調管理もそうだし、ずーっと先を考えないと続かない。思えば太物商から盛り返して今回こそ呉服太物商という新しい看板が現れて、まさかしかない。売っての幸せ買うての幸せが身に付いてしまう自分である、音羽屋の邪魔さ加減は当然だが、今回は絶望感よりも新しい出会いが生まれる、茂作の引退に引き継ぎ、お武家の顧客、次回は花魁が登場するのかな〜、相撲年寄りの安定感、こうなるきっかけがあるんだね、呉服切手もだし、お竹どんの憂いが気になるから。12年って凄いって

  • あきない世傳 シリーズも十二作目であるが、新章に入った感じ。チーム五鈴屋の活躍が見れるかと思ったが、今回は仕込みの時期なのか少しおとなしめ。幸のリーダシップは相変わらず「キレッキレ」ではあるが・・・。いろいろあるが十年目の御祝儀のように上手くいっている。その後もとんとん拍子に進むが、将来への悩みが湧き出てくるところからが面白くなってくる。いつものことながら次巻が楽しみな終わり方。

  • 五鈴屋が江戸に来て10年過ぎて、幸も40歳
    賢輔も30になった
    一旦は呉服屋仲間から外され、綿の反物の浅草太物仲間に入る
    仲間と共に全員が儲かる様動いた幸
    その甲斐あって、仲間から呉服も扱える様動いてみないかとの提案
    その許可を待つ間、独自の小紋の開発や、今で言う商品券の発行など勢いがすごい
    案の定、音羽屋が真似をしたり、武家の嫁入りの衣装準備の邪魔をしたりと色々あったが、客の事を考える五鈴屋と金だけを中心に動いている音羽屋では結果違うんでしょうね
    今度は吉原での衣装対決!
    次が楽しみ&もう終わりか〜(இдஇ; )

  • 大好きなシリーズ。人を大切にして誠実に商いをする幸と五鈴屋をずっと応援しています。知恵を絞って報われた時は本当に嬉しい。これからもどんどん上向きで進んでいくことを願っています。

  • 「五鈴屋江戸本店」を開いて10年。
    再び呉服を扱えるチャンスが到来。
    しかし、その前に立ちはだかるのは幕府からの冥加金問題
    そして新たに幸が手掛けるのは…
    なんと「衣装競べ」!?

    なんか惚次さんがすごくエエ登場でポイント高いわ~。

    続きが楽しみ~!!

  • シリーズも第12弾になりました。
    発行は今年2月。
    発行後、すぐに購入したのに。

    最近、”積読”の本が多すぎて…(汗)
    今月、既に第13弾が発行されて…

    浅草田原町「五鈴屋江戸本店」も創業10年を迎えた。
    呉服仲間から外され
    太物を商いながら
    再び呉服を扱うことが主従の願い。
    ようやく目の前が開けたかに見えたが
    またしても難題が。
    数多の困難を乗り越え
    ようやくその時が…

    読み始めたら止まらないのに、半年も”積読”していたなんて~

    第13弾も既に”積読”
    でも、目の前に”積読”の本が多すぎ~
    (単に買いすぎということですが…)

    本を読みたい…
    韓国ドラマが観たい…
    K-POPが聴きたい…

    やりたいことが多すぎて
    時間が足りない!
    今月も読書が進んでいないわぁ…

  • 五十鈴屋の商いの誠実さがお客さん及び周囲に伝わり売上にも繋がる。理想的な商いの形が読んでいてとても心地良かった。敵(?)の音羽屋との争いも次巻で決着できそうな。まだ引っ張るか。どちらにしてもまたまた先が楽しみになる1冊でした。

  • このシリーズも12巻
    既に13巻目が出ていて、完結したそうなので、残り1巻のお楽しみとなった。

    いよいよ次巻で、結との対決になるのか、と思わせる展開
    何故、そうなってしまったのだろうと、私も結を問いただしたい気持ちです。
    それと、賢輔の気持ち…
    幸の、あきないへのあまりに真摯な気持ちに、時にイライラさせられることもあったけれど、次巻でやっとスカッと、できるかな。
    完結したら寂しくなるわ。

  • 利他の精神で生きる人を見て清々しいなと感じる。嬉しい恩返しが返ってきたところも感動的。フィクションはこうあってほしい。
    誰やったか忘れたけど呉服仲間にって提案したおっちゃん最高。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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