獅子の寝床 神田職人えにし譚 (時代小説文庫)

  • 角川春樹事務所 (2022年2月15日発売)
3.61
  • (9)
  • (34)
  • (29)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 255
感想 : 23
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784758444620

作品紹介・あらすじ

深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
傑作人情時代小説シリーズ第四巻。

みんなの感想まとめ

職人同士の絆と人間関係を描いた本作は、温かい家族の幸せと別れ、そして恋の物語が交錯する感動的なストーリーです。縫箔師の咲と錺師の修次は、お客からの依頼を通じて互いの腕を認め合いながら、共に作品を作り上...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『神田職人えにし譚』
    シリーズ第四弾
    〝獅子の寝床〟

    お客からの依頼で縫箔師の『咲』と錺師の『修次』は共に注文の品を作ることになった
    職人としてお互いを認め合う二人が頼もしい

    今回は お祝いごとと悲しい別れ…
    そして恋の話

    『咲』と『修次』二人の関係に まわりの人たちも見守りつつ…やきもきする〜





    ❀『修次』の江戸っ子口調をマネする不思議な双子『しろ』と『ましろ』が かわいかった〜なんでも『お見通し』の二人が ほんっとに かわいくて癒やされる❀

  • 2022年2月ハルキ文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作め。のちの藪入り、花梨が実る頃、獅子の寝床、の3つの連作短編。どうということもない江戸の人々の出来事が、咲と修次の職人仕事を通じて語られ、展開は地味だが、しろとましろの扱いだけが、ファンタジーぽくって、面白い。

  • 『神田職人えにし譚』その4。

    えにしには色々あれど、本作はことに夫婦のえにし、獅子がやすらげる寝床が、夫にとっての妻であれというテーマだったように思う。

    職人としての互いの腕を認めあい、ひとつの品を作ろうとするお咲と修次は、男女の仲でも夫婦でもない、相棒ともいえない関係だが、しろとましろの双子を挟んで擬似親子のよう。

  • 今回は恋愛要素多め。
    咲と修次…もうくっついちゃえば良いのに…
    しろとましろが安定の可愛さで。
    世間が狭すぎ!!な1冊

  • これまでよりも少し恋愛要素が多くて、どれもほっこりする感じで好きでした。続きではあるけれど、本編の中にいくつも短編が散りばめられている感じで読みやすいです。話も意外性があるので、飽きずにさらっと読み終わりました。あと、終わりの咲と修次のやり取りが良かった…!続きが楽しみです。

  • 202202/シリーズ4作目。咲の弟・太一の祝言、人の生死はどうしようもできないというしろとましろ、悲喜こもごも。ワンパターンだけど、咲と修次がお稲荷の足元に小銭置くくだりが好き。

  • 神田職人えにし譚四巻
    職人仕事はいつ読んでもいい。
    それは調理人でも大工でも錺師でももちろん縫箔師でも。
    昔も今も一人前になるまでの血の滲むような努力をさらりと背中に隠して、今を淡々と生きている人の話はとても魅力的だから。
    とても自分ではなれない事が只々羨ましいく、本を読む事で少しでもそのような人に触れるのが楽しい。

  • しろとましろ、修次と咲のやりとりに毎回ホッコリさせてもらうこのシリーズ。今回も咲は他人様のご縁を結ぶ。当人たちのご縁が気になるところ。2416-95 /A105-31

  • この時代の人々って本当に生き生きしてるよなあって、読みながら江戸の空気を間近に感じられるのが本当楽しい。
    巻を増すごとにニヤニヤも増えてくねぇ。

  • おおー!最後の最後で咲も修次に対して前向きになって嬉しい。2人のコラボレーションっていうのも粋で職人としてワクワクする。今回は、大切な人が何人も亡くなって悲しくて胸が締め付けられる感じだったけど、みんなが前に進み始めて良かった。恋も仕事も粋に。

  • 相変わらずほろ苦くて良い話が詰まっています。
    周囲の人たちがどんどん結ばれてゆく中で、咲と修次もそろそろ発展しないと気を持たせすぎです。

  • 内容(ブックデータベースより)

    深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
    煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
    同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
    一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
    そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
    傑作人情時代小説シリーズ第四巻。

    令和7年3月30日~4月3日

  • 咲の弟太一の祝言。シリーズ第一話で登場した姉弟が再登場、思わぬ縁が繋がっていって15歳の大店の跡取り娘理世が姉を吉原から身受けする。15歳でこんなことを思いついて実行出来る理世、ボンクラの従兄弟がせめて良い人柄だといいけど。牡丹と辰治も今の再会だから良かったんだろうな。しろとましろが繋いでいく縁、どこまで繋がるのか楽しみ。

  • シロとマシロという双子の男の子が神狐の化身であることが、いよいよはっきりしてきた。この2人の神狐が縁を紡いで物語をなしている。良い人ばかりが登場する江戸の人情噺。基本的に恋の話ばかりで少々物足りない。

    縫箔師の咲と錺師の修次が主な登場人物で、彼らが作る小物の意匠の話はそれなりに興味深くはある。しかしそれが食べ物(とくに和菓子)とかだと、作りかただけでもいつまでも聴いていられるのだけどね。(だから〇〇食堂とかの話が多いのね)

    何かもう一つ、話の要素が加わるか、何事がドキドキするような事件があるといいなあと思う。ただし、えげつないようなミステリー小説を読んだ後は、このようなふんわりした人情噺を聴いて心を落ち着かせたい。

  • しろとましろが、とんでもなくかわいい

  • 深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
    煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
    同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
    一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
    そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
    傑作人情時代小説シリーズ第四巻。

  • シリーズ第4弾。

    しろとましろのお導きか、咲と修次の周りは縁づいていく。
    咲のツンデレぷりもワンパターン化しつつあるし、そろそろ次の展開に向けてもいいのではないか。

  • 同じ作者の女性職人シリーズは、上絵師 お律さんのシリーズより縫箔師 お咲さんのシリーズが好きです。
    紅職人でもある紅屋の女主人からの注文で、煙管と煙管を入れる袋を縫箔師の咲と錺師修二がコラボすることになりました。
    いいものができそうですよね。
    実の母親に蔑ろにされていた娘さんが、ままならない人生の中からも同じくままならない人生で苦界に落とされた女の子を身請けする展開が、忘れかけていた長い伏線の回収でうれしい驚きでした。
    それでも総てが丸く収まらないところが、ほろ苦い結末ではありましたが、そこも含めてよかったです。

  • 人の色々な恋を見つめながら、仕事も順調でゆったりとした内容の安定したシリーズ。人の恋に接する事で咲自身も少し変化があったみたいなので、今後も楽しみ。

  • 2022.07.12

全21件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1972年生まれ、ミネソタ大学卒業、カナダBC州在住。2012年『鈴の神さま』でデビュー。同年『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞受賞。「上絵師・律の似面絵帖」シリーズでブレイクした注目時代作家。

「2023年 『江戸は浅草5 春の捕物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

知野みさきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×