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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784758445603
作品紹介・あらすじ
志望していた私立の高校受験を終えたばかりのある日、樫山瑠美は二つ下の妹・彩矢香を連れて買い物にでかけた。
その帰り道、姉妹はナイフを持った男に拉致される。
連れていかれた山中の小屋で男は彩矢香を刺殺し逃走。
その時なにもできなかった瑠美は、自らの人生すべてをかけて男を探し出そうとする。
警視庁と極秘契約を結んだ「プロの協力者」として犯人を捜す瑠美に、運命の出会いが……。
「このミス!」大賞出身作家の新境地、迫真のサスペンス・ミステリー!
感想・レビュー・書評
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亡くしてしまった妹の復讐劇、正義感と行動力あふれる瑠美がキュートすぎる! #協力者ルーシー
■あらすじ
主人公の瑠美は少女時代に犯罪に合ってしまい、最愛の妹を亡くしていた。当時何もできなかった瑠美は、その後の人生をかけて妹の敵を撃つと誓う。その方法は警察官と協力し、犯罪組織に潜入調査をするという厳しいものだった。
■きっと読みたくなるレビュー
面白い! 筋書の出来が素晴らしい、エンタメ感が抜群のミステリーですね。
物語の始まりから読者を惹きつけ、最後まで一気に加速していくプロット。文章も会話もわかりやすいし、ストレスなくどんどん読んでいけます。
物語としてはサスペンス感たっぷりの復讐劇ではありますが、反社会的勢力や日本の社会問題も含んでおり、読みごたえもあります。特に中盤の弱い人間を利用するという卑劣な犯罪行為は、憎々しい思いで読ませてもらいました。
また本作のイチ推しポイントは、瑠美のまっすぐな正義感と行動力。眩しすぎて見れないくらい強い想いが伝わってきて、自然と心が華やいでいくんですよね~
謎解きとしても良く組み立てられていてGOOD! そして読み終わった後に装画が眺めると、なんとも切ない気分になりました。
全然関係ないですが、間違いなく越尾先生はウイスキーが好きですよね。私もピートが効いたアイラ島のシングルモルトが大好きなので、機会があれば大須の本棚探偵あたりでご一緒したいですmm
■ぜっさん推しポイント
これぞ面白い潜入サスペンス。これだけバランスの取れた作品はあまりないのではないでしょうか。
必要以上に重たくもなく、軽くもなく、決して雑でなくて理解もしやすい。大衆的でもあり、コアファンも読み応えある。そしてなにより最後まで飽きさせることなく展開が面白い。すぐに続編も読んでみたくなる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こちらも初読みの作者さん。フォローしている方の「シスター・ムーン」のレビューに惹かれ、シリーズものと知れたので最初の巻を買ってきた。
妹とともに拉致され妹を殺害された瑠美が、その時の犯人を探し出すべく、遂には警察と契約を結んだ「協力者」として犯罪組織に潜入する、といった設定。
復讐への固い意志に強い自制心、抜群の記憶力と判断力を持って敵地に入る瑠美の手際は鮮やかだが、とは言え、身分がばれないか、行動や手順に綻びがないか、緊張感は半端なく、私のような小心者は結構ドキドキ。
一日が終わるとウィスキーの助けを借りて眠りに入る瑠美の姿がまた輪をかける。
暴力団とのつながりが疑われる無料低額宿泊所での潜入調査は一筋縄ではいかず、周りの登場人物たちの素性も含めて、二転三転する展開を楽しんで読むことが出来た。
最近なかなか二巻目に行ってみようと思う話に当たらなかったのだが、こちらは次へも行ってみよう。 -
越尾圭『協力者ルーシー』ハルキ文庫。
初読みの作家。帯でブックジャーナリストの内田剛が『問答無用で面白い!越尾圭、恐るべし』と絶賛していたので、興味を持ち、手に取った。本作は、書き下ろしで2ヶ月連続刊行らしい。
何者かに妹を殺害された姉の復讐の物語である。期待した以上に面白かった。
プロローグに始まり、第一章から第七章、最終章にエピローグという構成で、時間経過に逆らうこと無く物語が展開するので非常に読み易い。
驚いたのは第七章で、物語の展開がガラリと変わる点だ。何とも見事なプロットである。第七章に続く、一気に駆け抜けるような怒濤の最終章は非常にスリリングだ。そして、エピローグで味わう爽快感はまた格別。
続編が待ち遠しい。
15年前、都内に暮らす高校受験を終えたばかりの中学3年生の樫山瑠美は、2つ下の妹の彩矢香と買い物に出掛けた。その帰り道に姉妹は白いワゴン車に乗った男にナイフで脅され、拉致される。連れ込まれた山中にある小屋で男は彩矢香を刺殺し、逃走する。
ワゴン車はレンタカーで、ナンバーが付け替えられており、犯人は捕まらなかった。その事件から両親は離婚し、瑠美は母親と名古屋に移り住む。
妹が殺害された時、何も出来なかった瑠美は、自らの人生の全てを賭けて男を探し出すことを決意する。
高校を卒業し、母親を癌で失った瑠美はキャバクラで働きながら、次々と暴力団組織と接触し、その悪事を警察に密告していた。瑠美は僅かな記憶から妹を殺害した男は暴力団組織と関係しているのではと推測していたのだ。
その後、警視庁と極秘契約を結び、『プロの協力者』となり、ルーシーというコードネームを得た瑠美は組織への潜入調査を行いながら、妹を殺害した犯人捜しを続ける。
そして、瑠美に新たな任務が与えられる。新たな任務は、指定暴力団の竜新会がシノギを得るために使っていると思われる無料低額宿泊所『ハッピーライフ』への潜入だった。
定価800円
★★★★★ -
自分の目の前で妹を殺された主人公樫山瑠美が、警察の協力者となりながら、犯人捜しに人生を懸けるサスペンスミステリー。
民間人を専従協力者に雇用する、そんな制度はフィクションだろうが、事実は小説より奇なり、と言う言葉もある。もしかして・・・と
犯罪組織に接近し、潜入するというまさにサスペンスフルな展開。
主人公瑠美の運命は?と、思わずにはいられない。
敵かと思っていたら味方で、味方かと思うと敵の陣営でと、二転三転する構成に「このミス」大賞出身作家の巧みさが。 -
映像化されても面白そうな話でした
読んでいてドキドキハラハラしました
読みごたえがありました -
目の前で妹を殺された瑠美が、警察と極秘契約を結び協力者ルーシーとして犯人を探す。
現代にあふれる犯罪の数々。弱い者から搾取する犯罪行為に胸が苦しくなる。
途中から目まぐるしく物語は展開し、この一冊でも一応スッキリ終わるが、続編への匂いが感じられる。 -
憎むべき相手はすこぶるヤバイ奴。
無鉄砲で向こうっ気が強いがゆえに、
一歩間違えばいのちの保障はない。
ひとつの目的は達したとはいえ、
棘の道はまだまだ続く。
見えない本当の敵に
どう立ち向かうのか?!
ルーシーとリキの続編、
楽しみでならない…。 -
地元の作家です〜〜
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目の前で妹を殺された瑠美
妹の最後の言葉は
"そいつを懲らしめて"
殺した男を探すためたびたび犯罪組織に潜り込んでいた瑠美は警察の協力者となる
やけにあっさりした展開と思えるのは最終捜査だけ描かれてるからかな
妹への想いが繋がったんだな -
たいしたことない
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あらすじを読んだ時にはアクション小説にたまにあるスーパーウーマンの物語かと思いきや、確かに瑠美は強い意思と行動力を持つもののそこまで特別な戦闘能力などは持っていない普通という言葉の範囲に収まる女性だった。
敵味方の区別がハッキリしたいリキの意外な正体や、今後への繋ぎも良かったけれど、そもそも警察はこんな安易に協力者なんて作らないでしょうね。
だけど、それなりに面白かったので続編も読んでみよう。 -
サクサク読めて収まりもいい。
スピード感のある長編小説。
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