ストラングラー 死刑囚の逆転 (ハルキ文庫)

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  • 角川春樹事務所 (2023年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784758445634

作品紹介・あらすじ

捜査一課の刑事でありながら、法から逃れる悪を裁こうと殺人を犯してしまった簑島朗。
警視庁を出し抜き、逃亡する簑島に手をさしのべたのは、彼が冤罪を成立させようと奔走した死刑囚・明石陽一郎とその仲間たちだった。
だが明石にも死刑執行の時が迫る。刑事の追い求める正義とはなにか、迫る死刑執行に対して明石は冤罪を晴らせるか……
そして明らかになるストラングラーの驚くべき正体とは? 
絶対に見逃せない驚愕のクライマックス!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目、ついに完結。

    蓑島が人を殺してしまった前作。間違いであって欲しいと思っていましたが、やっぱり現実でした。

    だんだん狂気になっていく蓑島、だんだん普通になっていく明石。どんどん引き込まれていきます。

    でも、蓑島さん、あの感じでよく生きてたなあ。
    あと、仁美さんの話をもう少し聞きたかったな。

  • 佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の逆転』ハルキ文庫。

    シリーズ第4弾にして、完結編。

    結局のところ、取って付けたようなストラングラーの正体には納得いかなかったし、14年もの間、残忍な犯行を続けられていたというのも信じ難い。

    捜査一課の刑事でありながら、法から逃れ続ける悪を自らの手で成敗しようとして殺人を犯した蓑島朗。冤罪を訴える死刑囚の明石陽一郎。明石の支援者、蓑島の同僚が追い続ける本物のストラングラーの正体は……

    本体価格740円
    ★★★★

  • シリーズ、第四弾にしてクライマックス。
    捜査一課の刑事でありながら、殺人を犯してしまった簑島。
    そして、彼が冤罪を晴らそうと奔走した死刑囚・明石。
    刻一刻と死刑の時が近づく中、果たして、冤罪は晴らせるのか?
    そして、ずっと謎であったストラングラーの正体とは?
    驚愕の最終回です。

  • 完結巻。とうとうストラングラーの正体が判明します。
    フーダニットのミステリーではないので誰が犯人かはあまり意味はないですが、そこに至る過程と明石や簑島の行動や言動の意味、そんなあたりを楽しむお話でした。特にこの最終巻はドラスティックに物語が動くので楽しかったです。

  • ついにクライマックス。
    死刑囚・明石の冤罪を成立させる為に奔走していた箕島だったけど、前作で殺人を犯してしまった。頭の中に響く、殺された伊武の声が箕島を殺人鬼へと変えようとしていた。指名手配され、逃亡する箕島を追う明石の冤罪を晴らそうとしている仲間達…

    ストラングラーの正体には驚かされました。若干拍子抜けな所もあり…
    そして、かつての恋人の死を追う箕島の狂気じみた執念も又切なかったです。

    ラスト、明石と箕島の立場が逆になっていたのが何とも言えなかったです。
    爽快なラストとは言い難いですが、納得の展開でした。

  • ついにストラングラーの正体が明らかになる完結編。
    前作で殺人を犯してしまった簑島。
    逃亡を続ける彼を探す加奈子、碓井、望月はストラングラー候補のリストを作成した有吉・久慈の二人の刑事からの協力も得ながら、本物のストラングラーに迫っていく。
    明らかになる14年前の事件の真相とストラングラーの正体。
    犯罪を犯してしまった簑島はどうなるのか?
    明石の無罪は証明されるのか?
    最後までハラハラドキドキしながら、読み終えることが出来た。
    4作も続くと思っていなかったが、ストラングラーの正体は少し拍子抜け。
    でも、これまでライトな感じの警察小説が多かった作者の重厚な作品が読めたのがとても良かった。

  • 強烈な読後感、そして法や正義について深く考えさせる圧巻のミステリー作品。

    刑事でありながら殺人を犯してしまった簑島朗。
    簑島が冤罪を晴らそうとする死刑囚・明石陽一郎。

    この二人がとその仲間たちの運命が複雑に絡み合う。

    正義とは何か
    法とは何か

    我々に投げかけられる重いテーマ。

    ラストは想像の一つも二つも上を行くまさかの展開。
    冤罪や死刑制度といった重厚なテーマを織り込みつつ、物語の緊張感が最後まで維持されていました。

    最近、袴田巌さんの無罪判決があったばかりですが、現代社会における司法の在り方について、これでいいのか深く考えさせられます。

    本作品は、ミステリー好きはもちろん、冤罪問題に関心のある方にぜひ読んでいただきたい一冊。

    読み終えた後の余韻が心に深く残る、珠玉のシリーズです。

  • ストラングラー シリーズ第4弾。⁡⁡⁡⁡
    ⁡箕島がストラングラーなの?と思う部分があって、⁡
    ⁡箕島じゃない?と伏線張られていたけど、⁡
    ⁡⁡ストラングラーはまさかの警察官であり、5人組の複数犯だった。⁡⁡
    本当にどんでん返しでしたꉂꉂ

    ⁡エピローグは感動した
    ⁡箕島は刑務所へ、明石は自由になった。⁡
    ⁡最初とは逆転した立場になった2人。⁡

    シリーズ物だからこそ、面白さが不安定になるかな?と思ったけど⁡最後の最後まで面白かったꉂꉂ

  • 2023/06/25 62読了

  • うーん、1巻目で持った期待には届かなかったですね。中身には触れないけど、ちょっとなぁ。

  • #読了 #ストラングラー #佐藤青南 #ハルキ文庫 #読書好きな人と繋がりたい

  • 捜査一課の刑事でありながら、法から逃れる悪を裁こうと殺人を犯してしまった簑島朗。
    警視庁を出し抜き、逃亡する簑島に手をさしのべたのは、彼が冤罪を成立させようと奔走した死刑囚・明石陽一郎とその仲間たちだった。
    だが明石にも死刑執行の時が迫る。刑事の追い求める正義とはなにか、迫る死刑執行に対して明石は冤罪を晴らせるか……
    そして明らかになるストラングラーの驚くべき正体とは?
    絶対に見逃せない驚愕のクライマックス!

  • ストラングラーシリーズ完結

  • みんな怪物で、みんな人間

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著者プロフィール

佐藤青南
一九七五年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第九回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、二〇一一年同作でデビュー。一六年に『白バイガール』で第二回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、絶対音感刑事・鳴海桜子が活躍する『連弾』『人格者』『残奏』など、著作多数。近著に『犬を盗む』『ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻』『ストラングラー 死刑囚の逆転』がある。

「2023年 『残奏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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