凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 (ハルキ文庫)

  • 角川春樹事務所 (2024年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784758446365

作品紹介・あらすじ

引退した刑事・三ツ輪勝也が殺され、その孫娘である楓花が誘拐された。
身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。
鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、かつて三ツ輪が追いかけていた、未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。
村は『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、警察と軋轢がある。
果たして鳥越は、村に潜む人の姿をした悪意を暴き、楓花を救うことが出来るのか?

感想・レビュー・書評

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  • 櫛木理宇『凶獣の村 捜査一課強行犯かかり・鳥越恭一郎』ハルキ文庫。

    シリーズ第3弾。書き下ろし。鴉たちと意思疎通することが出来る変わり者の刑事、鳥越恭一郎を主人公にした警察小説。

    前2作に比べるとだいぶ劣るような気がする。この事件の展開と結末に納得出来る読者は居るのだろうか。


    引退した刑事の三ツ輪勝也が刺殺され、孫娘である楓花が誘拐された。身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、かつて三ツ輪が追いかけていた未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。

    本体価格760円
    ★★★

  • 鳥越恭一郎シリーズ第3弾です。
    定年退職した刑事が殺された、一緒に行動していた、孫娘が誘拐された。
    その刑事の遺体が見つかった胎岳村では未解決の誘拐殺人事件と行方不明事件があり、かつて十雪会という新興宗教の拠点であった。鳥越はゴンゾウ刑事長部と捜査する。
    櫛木理宇さん、お得意の話だったなぁ。
    珍しく、エピローグが不穏な感じじゃなく、良いことで終わっていたのが救い。

  • 『灰いろの鴉』『業火の地』に続くシリーズ第三弾で文庫書き下ろし作品。

    主人公は鴉と心が通じ合う捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎。
    今回は誘拐事件を追って、事件現場となった胎岳村へと向かう。

    新興宗教「十雪会」を名乗る拠点であり、25年前にはこの村で未解決少女殺害事件が起きている。
    とくれば怪しさ全開。

    蓋を開けてみれば、下劣で残酷極まりない犯人の非情さに怒りが込み上げた。
    唯一の救いはエピローグか。

    スリリングな櫛木作品だったが、本作では登場人物が多く、物語終盤ではかなり疲弊した。
    これから読まれる方は人物相関図が必要かも。

  • 登場人物が多過ぎてよくわかんなくなってしまう。描き分けが上手なわけじゃないから誰が誰とどんな関係だかイマイチわかんないのに、人物の錯綜が大きなトリックに繋がるので、大きなストーリーを楽しめなかった。
    鴉と意思疎通みたいな特殊設定がぜんぜんいかされなくて、なんなのこれ?この設定必要です?ぜんぜんわかんない。
    ゴンゾウ高齢刑事との挿話も、安易すぎてうーんてかんじ。
    読了したけど、読了して損したなーという印象。

  • 個人的ちょっと飽きてきたかも

  • #読了 #櫛木理宇 #凶獣の村 #ハルキ文庫 #読書好きな人と繋がりたい

  • 鳥越恭一郎シリーズ。新興宗教に踊らされた村で、過去と現在と、相次いで誘拐事件が起こる。果たして犯人は?事件の真相は?というお話。
    変わった名前の登場人物が何人も登場するのと、過去と現在とで舞台を行き来するので、少し頭の中がこんがらがってしまった。
    閉鎖的な新興宗教の村。という感じはよく出ていた。

  • 鳥村恭一郎シリーズ第三弾、このシリーズ大好きです
    今回も面白すぎて一日で読んでしまいました。

  • 面白かった!

  • 烏と意思疎通ができる刑事・鳥越恭一郎。因習めいた宗教村に、誘拐事件・殺人事件。夫や息子に逆らえず罪を背負ってきた彼女は救われただろうか。
    それにしても、シリーズ三作目の本作だけがKindle版が出ていて、一、二作目は出ていないのはなぜなのだろう。

  • まぁまぁ。もう少し深く書いてあったらよかった。
    さらーーっと終わった感じ。
    あと村内の関係性が全然頭に入らなかった。

  • シリーズ第3弾読了

    シリーズの中で最も胸糞悪い事件であった。
    またシリーズものは立て続けに読むと、設定がいずれも同じだから、少々飽きも来る。
    今後シリーズものを読む時には続けて読むのは止めておこうか。

    新興宗教への傾倒は、現実にも社会問題化しているので、ある意味ノンフィクションなのだろうと思って読むとますます恐ろしい世界観だった。
    とことん気分が悪くなる話だったけど、エピローグは唯一の救いであり涙がこぼれた。

  • シリーズ第3弾。引退した刑事が殺害され一緒にいた孫娘が誘拐される。その刑事がかつて捜査していた未解決の女児誘拐殺人事件や宗教団体「十雪会」との関わりを探りながら捜査が展開していく。宗教という洗脳に身も心も壊されていく弱者はいつも女性や子供たち。閉塞的な空間で行われた惨劇。最後に事件がそれぞれ終着をみるのだけれど、これからの人生も大変だろうなと感じていろいろと辛くなる。面白かった。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00658574

    引退した刑事・三ツ輪勝也が殺され、その孫娘である楓花が誘拐された。身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、かつて三ツ輪が追いかけていた、未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。村は『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、警察と軋轢がある。果たして鳥越は、村に潜む人の姿をした悪意を暴き、楓花を救うことが出来るのか?(出版社HPより)

  • 2024年6月30日読了

  • 文句無しの結末だあ!

  • 鴉を友として捜査にも役立ってもらえたりする素敵な特殊能力をお持ちで、お茶目キャラのイケメン刑事、鳥越恭一郎シリーズ第3弾!

    引退した刑事・三ツ輪が殺され、孫娘の楓花が誘拐された。
    事件の現場となった村は、かつて三ツ輪が追いかけていた、未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。
    村は『十雪会』という新興宗教の拠点で、警察と軋轢が。

    謎と因縁が渦巻く閉鎖的な村から、鳥越は楓花を救うことが出来るのか!?

  • 理宇先生好きやから手に取ったら
    3部作の3番目だった。。笑
    3から読んでもおもしろいです笑
    次は1から読もう。
    相も変わらず胸糞のえぐえぐですが
    グロさ少なめだったので一気読みできました!

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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