添い寝フレンド (ハルキ文庫 あ-38-1)

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  • 角川春樹事務所 (2024年10月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784758446709

作品紹介・あらすじ

「添い寝フレンド」とは添い寝をする友達のこと。
そんな、少しだけ広まり始めた関係を僕に求めてきた女子がいる。雪白光。
フランス人形のように整った顔立ちで、クラスの中心で輝いていて、僕とは正反対の彼女が、いったいなぜ?
ただ、近くに人の温もりを感じる関係性は、寂しく、孤独な僕には心地よく……。
新しい関係性をテーマに、心に傷を持つ男女の切なさを描いた恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • この本読んだきっかけは、表紙がキレイでタイトルと表紙からどんなお話か想像つかなかったから購入。クラスのマドンナ的な光ちゃんと添い寝フレンドになって人との関わりの大事さを知る物語。

  • 高校生で一人暮らしをしている天野君。なんだか心が寒い。
    友だちなんていたことがない。人とあまりかかわらないようにしている。
    バイトは書店。そこで大学生の雨宮先輩が彼にからんでくる。

    あるとき風邪をこじらせて雨の中倒れてしまった。このまま死んじゃうかな・・
    ってところに、クラスのマドンナ的女子、雪白光が助けてくれた。
    雪白さんも一人暮らしをしているらしい。その家につれていって看病してくれた。
    体調がよくなって、お礼を言って帰ろうとすると、雪白さんに
    「添い寝フレンドになってください」と言われて、びっくりする。

    自分のような友だちもいない底辺陰キャとちがって、雪白さんはとてもきれいで、優等生で、人気者でいつも友だちが周りにいるような人。
    そんな人がなんで俺に?

    まあでもなんやかんやで「添い寝フレンド」をすることになる。
    雪白さんからお誘いが昼間のうちにあったら、
    天野君はバイトなどなど終わって、シャワー浴びて、お泊りの用意(翌日学校ならその用意も)して、雪白さんの家に行く。
    添い寝といっても同じ布団にではく、ひとりはベット、ひとりはお布団。同じ部屋で寝るというだけ。えっちぃ接触はなし。(そもそも布団も別だからね)

    もちろん、クラスの人どころか誰にも内緒の関係。
    でも、あるとき雪白さんから「パフェのお店に一緒にいこう」と誘われて行ってみることに。
    そこ事で二人の関係がかわっていく・・・

    ってな話。

    まず、
    雨宮先輩がめちゃくちゃ「はぁ?(怒)」って感じで嫌いだわ。
    確かに、彼女が天野君を助けてくれて、助言もしてくれて、
    雨宮先輩がいなかったらこの話は全然違うものになっていた。
    が、
    いちいち言葉の最後に点数をつける癖?があるんですよ。
    「今の発言、10点」みたいな。
    めっちゃ気持ち悪いし、めっちゃ不愉快な人だわ。いい人なんだろうけどさ。
    彼氏がいるんだけど(おなじ書店で働いている)、この女でいいの?って思ってしまった。
    ひたすら天野君に飴を渡そうとするんだけど「大阪のおばちゃんか!」って言いたくなったww
    生粋の大阪のおばちゃんの私ですら、そんなに飴ちゃん持ってへんし、人にススメへんで~。

    あと、雪白光って女がもう、もうっ、
    あぁ、オトコノコってこんな子好きよね・・・って欲望の権化みたいな感じだな・・って思った。
    言葉遣いも、ちょっとドジっ子的な?気にしぃ的な?あれも。
    触れたら壊れそうな感じなのに、実は芯があって、過去をもっていて、こっちを一生懸命理解しようとしてくれて、「私が悪いんです」って言ってくれる女。

    あと、ラストがこの雪白さんのターンなんだけど、説明が少なすぎて彼女の過去が全くわからん。水泳に参加してない理由も分からん。
    優等生でいなければならなかった・・・だけしかないのは、説明不足すぎでは?

    まぁ、BBAが読む本ではなかった・・。すまんすまん、って感じだったわ。
    なので☆は平均値の3つつけといた。
    10代男子ならもっと点数は高いんだろうな。

    重すぎる映画を3本続けてみて気持ちがどよ~んとしているときに、図書館に行ったら新入荷のところにこれがぽつん・・とあって、
    この手の恋愛小説(と、後ろに書いてあった)なら、サクッと読んで気分転換にでもなるかと手にとった。
    読む前に気分転換してしまったので、効果があるかどうかは不明ですww

  • 添い寝フレンドという新しい関係性がどのような関係なのかが気になって読んでみた作品。

    確かに、1人で寝るときは、孤独感を感じることが多いと思う。
    そう思えば、誰かと一緒に寝て、温もりを感じることのありがたさを知った。

    私的には、添い寝フレンドは、ありかなと思いました!

    この話は、ラノベのように、サクサク読めて、読後に心が温かくなる作品でした!
    ぜひ、オススメです♪

  • 添い寝で心が温まり、頑なな心が溶けていく高校生の男女の話。

    嫌な人も出てこないし、辛くなる描写もない。
    優しいままで話が進み終わるから、若い2人が、自分が存在することを許せるようになるまでを安心して見守れる。

  • ラノベのようなやさしいタッチで描かれ、何よりサクサク読める。

    校内一番人気の女子高生〝雪白光〟
    出会ったばかりの会話の中で
    「手を縛ってくれ」
    「そういう趣味の方ですか・・・?」
    不謹慎ではあるが、
    もうたまらなくかわいいのである。
    ちょっとではなく、
    かなり天然な、
    陽キャラ全開な彼女の抱える闇に
    覚醒し始めた天野結人が
    どう立ち向かうのか!?
    おもしろくて楽しみな作品が
    ひとつ増えたことは言うまでもない。

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