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- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758447027
作品紹介・あらすじ
芸者が行き来する檜物町。
その一角にある一膳めし屋丸九の女将・お高と亭主の作太郎が住む家に、夏の夜更け、女が訪ねてきた。
双鷗画塾で学んでいるという女・お桑は、作太郎に師事したい、教授料は丸九で働いて払うと言い張る。
困惑するお高をよそに、作太郎は引き受けてしまう。
一方、丸九でお運びをするお近は、若い芸者衆と親しくなったことで、なにが幸せか考えるようになり──。
かさごの煮付け、うなぎもどきのかば焼き、冷やし白玉の梅蜜がけ……。
いつも賑やかな丸九に波乱の予感!? 大人気時代小説新シーズン、第二作。
感想・レビュー・書評
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伍一や岩生のように邪念のないまっすぐな人間が人の心をうつのだろう。でも人間だからこそ邪な思いをもってしまうのもまた然り。そしてその度が過ぎると玉七やお桑さんのように己を蝕んでしまうことになるのだろう。
折角 丸九と良い縁が出来たのだからお桑さんが手放すものは手放して手に入れるべきものを手に入れて描く楽しさを取り戻せたら良いと思う。
今回も美味しそうな料理がいっぱいだった。かさごの煮付けもいいけど あわびのわた和えもステキだ。
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一膳めし屋丸九の女将・お高と亭主の作太郎が
住む家に、女が訪ねてきた。双鷗画塾で学んでいる
というお桑は、作太郎に指示したい、教授料は
丸九で働いて払うと言い張る。困惑するお高を
よそに、作太郎は引き受けてしまい…。
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