教室英文法の謎を探る

著者 : 中川右也
  • 開拓社 (2010年7月1日発売)
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758913058

教室英文法の謎を探るの感想・レビュー・書評

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  • ものすごく分かり易い本。中学一年生が聞いてくるような際どい質問に対処できるような本。amn'tの話とかは非常に興味深い。

  •  mustとhave toの意味の違い、なぜget A to doだけtoがあるのか、alreadyが疑問文で使えない理由、など学校文法で当たり前とされる事項の「なぜ」や「実は…」を解説したもの。同著者による『なぜがわかる英文法』とコンセプトは同じで、内容も重複している部分があるが、『教室英文法~』の方はQ&A形式で書かれており、その文内容が網羅的にはなっていない点が『なぜがわかる~』と違う点になっている。
     mustとshouldで推論の方法(「原因→結果」か「結果→原因」か)が異なることや、becauseには原因以外に「話し手の判断の根拠を表す」用法があること、時や条件を表す副詞節の中でも集節が現在、副詞節が未来のことならwillを使うということ、未来完了ではないwill have p.p.、不定詞の形容詞的用法や疑問詞to doの形の後ろにはbe to不定詞が隠れているということ、など、どこかで聞いたような気もするけど忘れてた話が勉強になった。I like apples better than oranges.のbetterがvery muchの比較級、というのは初めて聞いた。他にもマクドナルドのI'm lovin' it.を取り上げたりしていて面白い。
     need repairingやif it were not forの説明、「itは人称代名詞で何かを受けるはたらきをし」(p.135)など、ところどころ分かりにくい部分もある。
     全体的には、学校文法を英語学的な知見に基づいて見直す、という内容としては定番のネタが多いが、それでもまだ知らないことや気付いてなかったことがいっぱいあって、おれの言語感覚がまだまだ鈍いということがわかった。(12/09/09)

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