ひらがなにっき (エルくらぶ)

  • 解放出版社
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本棚登録 : 67
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759222432

作品紹介・あらすじ

「きょうはわたしのたんじょうびです。66さいになりました」と始まる日記は、学校に行けずに苦労したおばあちゃんの日常がいっぱいです。苦労をものともせず元気にユーモラスに生きる、文字を獲得する喜びにあふれた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 60歳を超えた吉田一子さん(よしだ かずこ。″吉″の上は″土″)が大阪の富田林識字学級に通い、ひらがなや漢字を学ぶ様子を絵本にしたもの。
    学生の頃に本作と出会い、日本の識字率は100%でないことを知った。吉田さんのような方は沢山いるんだろうなあ。彼女が看護婦さんに勧められ自分の名前を漢字で書くことができた時の喜びは計り知れないと思う。その一方、悪口の落書きを書く人もいる。なんて哀しいことだろう。後書きも必読。教育の大切さに気付かせてくれる良作、おすすめ。

  • 文字が書ける、分かるってうれしくてありがたくて、学んだり文字で人とコミュニケートができるって楽しくて便利なの。絵本の「あとがき」をぜひ読んでみてください。自分の思ってる「当たり前」って、当たり前ってなんだっけ、当たり前ってないんだった、など思い返すきっかけ絵本だった。

    文字は道具、行動の原動力は「思い」。文字に限らず、道具を使うときに原動力となるのが「思い」。道具がある、道具の使い方を知っているのは、思いを実現するとき便利。

  • 絵本なんだけど、言葉と文字の大切さ、そんな文字が悲しくなる扱いをされている様に、おばあちゃんと一緒に悲しくなってしまいました。
    当たり前のように文字が書けるのは、学べる環境にあったという事。それができずに大人になり、今ひらがなから学んでいるおばあちゃんの姿を見ると、「学ぶ」ということについても考えてしまいます。

  • 若一の絵本制作実行委員会(お話しのモデルになった吉田一子さんの通う識字教室に関わる人が中心に集まった有志の会)
    識字教室で字を勉強するおばあちゃんの日常のお話。
    学校に行けず苦労もしたけど、元気に楽しく今を生きてる彼女が、とても可愛らしい。
    孫との関係も、すごく素敵だ。

    教育を受けることができる状況が、とても幸せなことなんだと思える。
    当たり前のように小学校に行って、中学校に行って、そして大人になったけど。
    それは、全然、当たり前の事じゃなくて。
    そういう社会になるよう頑張ってくれた先人たのおかげなんだなぁと、改めて思った。

  • 昔は学校にみんなが行けるわけではなかったという事を知って面白かった。

  • 日本人はみんな字が読めるって勝手に思ってたけど
    子守りで学校に行けず、字も読み書きできなかったひとが

  • えほんのおばあちゃんがかんじおかいたよ
    .com

  • 細かい部分まで楽しく描く長野ヒデ子さんの絵と、字をいっしょうけんめい勉強している吉田一子さんの日記が心を打ちます。最後の解説は、胸が苦しくなる。現実を知ることのできる一冊です。

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