アイスブレイク入門

著者 :
  • 解放出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759223422

作品紹介・あらすじ

見知らぬ人どうしの和やかな出会いの演出術をイラストを使いわかりやすく紹介。合コンやパーティー、ワークショップ・ファシリテーション・教育活動・市民活動・仕事の場など出会いが生まれるあらゆる場で役立つレッスン集。

感想・レビュー・書評

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  • アイスブレイクの実践本。Wikiとアイスブレイクは「見知らぬ人々との協働」という点で共通である。Wikiを普及させていく上で、アイスブレイク術は身に付けておきたい。

    1章 アイスブレイクへの誘い
    ・アイスブレイクは仕事や作業でもなく、遊びでもない。レッスン。
    ・ワークショップと呼ばれる学びあいの場
    ・従来の学習形態とワークショップの大きな違いの一つは、あるテーマについて見知らぬ人々と学ぶという点
    ・そのため、アイスブレイクという「出会いのレッスン」が必要
    ・アイスブレイクの基本は、
    ・こころをほぐす和やかな雰囲気づくり
    ・人と人を出会わせ、つなぐこと

    2章 アイスブレイクの準備術
    準備のポイント
    ・一 こころの準備、目的の確認、現地確認
    ・二 当日、その会合の目的を掲示しておく
    プログラム/マイク/ホワイトボード/ポストイット
    自己開示

    3章 出会いを導入するチェーン術
    バースデイ・チェーン/ネーム・チェーン/ネーム・キャッチボール/パズル形式(服の色順、同じ血液型で隣同士にならない)

    4章 ふたりの出会いを演習るするペア術
    アイコンタクト(5秒・10秒・15秒)/触れ合う(1〜2分握手)/三つの質問/うなずき/あいずき/ダンス/イニシアチブ(見えない輪ゴム)/見えないものを一緒に見る/見えない縄跳びで大縄跳び/目で捕まえる

    5章 集団での出会いを促進するグループワーク術
    六人で出会い/となりのとなり/クマが出た/人間コピー(絵を伝言する)/手で出会う/ピン・ポン・パン/共通点探し/体しりとり/ペイパータワー/風船(落とさないように)/こころをひとつに(数を数える)/声で出会う/人間知恵の輪/物語紡ぎ

    6章 アイスブレイカーの心術
    ・アイスブレイカー自身の出会いのため
    ・ディープ・コミュニケーション「頭のなかにあるイメージを共有することができるようなこころの対話」
    ・生きづらい世の中。出会いが必要だが、出会いを演出してくれる人が少ない。アイスブレイクで、世の中は「生きやすい」ものになっていくと思う。

  • ファシリテーターの自己開示に応じて場の雰囲気が変わるというのが肝の一つ。
    あと、例えうまくいかなくても自分の責任は僅か、次の人にバトンを渡したと考える、というポジティブさは持っていたいと思う。

  • アイスブレイクを実践するにあたって、定番の実例も多く、配慮すべきことや心構えなど具体的に書かれていて、組み立てを整理できたので、役に立った。

  • まさにアイスブレイク入門書で、質も量も入門者向けです。

    アイスブレイクは、ワークショップなどのメインのプログラムにつなげるために、参加者のアイスのような人間状態を打ち砕くために行うゲームのようなものですが、その目的と、実践時に気を付けるべきポイントなどをまとめています。

    3章は出会い、4章は2人の出会い、5章は集団の出会いと人数や状況によって、ふさわしいアイスブレイクを選べばよいと思います。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA89627223

  • フォトリーディング89。
    ファシリテーション勉強の一環として。
    ほぐし、繋げることでワークショップの質そのものの質が向上する。
    自己開示、他者理解、チームビルドを導く。
    特にチームビルドはためしてみたい。

  • 初めての人が集まる場って、意外とあるんですよね。ちょっと使ってみようと思います。

  • アイスブレイクを「見知らぬ人どうしの出会いを演出する技術」として、その誕生の背景や意義、実施する上でのコツや心構えを平易に書いています。
    実際の活動例も含め、100ページ弱でコンパクトにまとまっていて、気軽に読めます。
    気軽なだけではありません。
    一つひとつの活動を「レッスン」と呼び、そこからの学びを重視しています。
    アイスブレイクがディープ・コミュニケーションにつながるとの指摘に、なるほどと思いました。

    合コンやパーティ、会議、授業など、人が集まる場を開く方にオススメです。

  • アイスブレイクの重要性はわかるんですが・・・実践にはハードル高く感じるな。。。

  • アイスブレイクで使えるゲームなどが紹介された本、薄い本にアイディアが詰まっているが、そういうゲームを滞りなく実施できるような人なら、この本は必要ないのでは??とも思った。

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著者プロフィール

1965年生まれ。京都大学教育学部卒業 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学専攻)。博士(学術)。現在 岐阜大学教育学部教授 岐阜大学教育学部附属小中学校統括長(併任)。単著に『環境教育という〈壁〉:社会変革と再生産のダブルバインドを超えて』(昭和堂 2009 年)、『アイスブレイク:出会いの仕掛け人になる』(晶文社 2014 年)ほか。編著に、『環境教育学』(法律文化社 2012年)、『環境教育学の基礎理論』(法律文化社 2016年)ほか。

「2023年 『環境教育学のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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