焼き肉を食べる前に。 絵本作家がお肉の職人たちを訪ねた (エルくらぶ)

  • 解放出版社 (2016年4月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (127ページ) / ISBN・EAN: 9784759250367

作品紹介・あらすじ

屠場で働く人の気持ちを知っていますか? 生きた動物の肉体が職人たちの手で食べ物になっていく。「普通の仕事」、職人たちは言った。お肉の職人たちを訪ね、丁寧にインタビューしていった絵本作家。その感性で捉え綴り描かれた世界は、職人たちの仕事への思い喜び悩みを丹念に伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 俗にいう屠畜業に携わる人たちを訪問・インタビューした。
    食肉として解体していく様子をイラストでも表す。
    部落問題を挙げるまでもなく、お肉は美味しくいただきたいくせに、臭いものには蓋式に見てみないふりをしていないだろうか。
    タイトル通り、食べる前に考えてみなくては。

  • 2016 絵本作家、中川洋典がお肉の職人を訪ねる

    屠畜の仕事は日々の生活を助けるものだが、なかなか目にすることもなく、感情と胃袋が別物になるという不思議な感覚になってしまう

    肉にしてくれる人のおかげで、口に入ることを忘れてはならない

  • 装丁/ハイジー 横山太朗

  • 4.0実際に見学に行ったせいもあるが、インタビューはどれも興味深かった。殺す、わる。言い換えても差別はある。差別がなくなれば、どう言うかは問題でなくなる。表現だけかえても差別はなくならない。深い話。

  • 焼肉と聞くとよだれが出るがそのお肉がどのようにして私たちの前に現れているのだろうか。
    牛を育てる人、その牛を屠畜する人
    私たちの見えない所に多くの人が関わっていることに改めて気づくことができた。
    私たちにできることは目の前のお肉に携わる人たちに感謝をして、よだれを垂らすことだと思う。

  • 美味しいお肉が私たちの口に入るためには、職人の熟達の技術が欠かせないのに、なぜかそこは不可視になっている現実。職人ならではの職業観、矜持に触れて、お肉が一層美味しくなる本

  • 屠殺の仕事を「普通の仕事」とするのは重要な視座だと思う.そう,なんら特別な仕事ではないはずだ.それを「素晴らしいお仕事ですね」などというのはむしろ奥底に差別の意識があるからではないか,というのはというのは様々な場面で顔を出す無意識のそれだ.野菜を食べ材木を切り倒しても「野菜さんありがとう,材木を頂きありがとう」などと感謝するだろうか,何故牛や豚に対してだけ「殺している」という罪悪感を持ち「畜魂碑」を建てるのか,それはこの職業差別が仏教の殺生戒思想と深く関わっており“殺す”ことにこだわっているがために畜魂碑に手を合わせるのだろう,しかし人間も動物同様に自然を利用して生きていると思ったら畜魂碑にこだわる必要がなくなった,というのにはなるほどと気付かされた.

  • 著者、舞鶴出身だとは。初めて知った!
    お肉好きは読むべし。
    お肉あまり食べないけど、たまに食べたくなる。
    植物も動物も全部「いただきます」だなあ。

  • 読みやすくて良かった。

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著者プロフィール

中川 洋典(なかがわ ひろのり)
1961年京都府舞鶴市生まれ。大阪府在住。絵本に『おこのみやき』『きみの家にも牛がいる』(ともに解放出版社)、『だから走るんだ』(あかね書房)、『ピオポのバスりょこう』(岩崎書店)、『そらからかいじゅうがふってきた』『デデとひこうき』(ともに文研出版)、『きいてるかいオルタ』『えかきむしのきもち』(ともに童心社)。読み物に『焼き肉を食べる前に。』『おいべっさん』(ともに解放出版社)『すすめ! ドクきのこ団』(文研出版)などがある。現在フルマラソン・ランナーとして、レース最後尾で活躍中。

「2016年 『あつくて あつくて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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