焼き肉を食べる前に。 ―絵本作家がお肉の職人たちを訪ねた― (エルくらぶ)

著者 :
制作 : 中川 洋典 
  • 解放出版社
4.00
  • (4)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759250367

作品紹介・あらすじ

屠場で働く人の気持ちを知っていますか? 生きた動物の肉体が職人たちの手で食べ物になっていく。「普通の仕事」、職人たちは言った。お肉の職人たちを訪ね、丁寧にインタビューしていった絵本作家。その感性で捉え綴り描かれた世界は、職人たちの仕事への思い喜び悩みを丹念に伝える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 俗にいう屠畜業に携わる人たちを訪問・インタビューした。
    食肉として解体していく様子をイラストでも表す。
    部落問題を挙げるまでもなく、お肉は美味しくいただきたいくせに、臭いものには蓋式に見てみないふりをしていないだろうか。
    タイトル通り、食べる前に考えてみなくては。

  • 屠殺の仕事を「普通の仕事」とするのは重要な視座だと思う.そう,なんら特別な仕事ではないはずだ.それを「素晴らしいお仕事ですね」などというのはむしろ奥底に差別の意識があるからではないか,というのはというのは様々な場面で顔を出す無意識のそれだ.野菜を食べ材木を切り倒しても「野菜さんありがとう,材木を頂きありがとう」などと感謝するだろうか,何故牛や豚に対してだけ「殺している」という罪悪感を持ち「畜魂碑」を建てるのか,それはこの職業差別が仏教の殺生戒思想と深く関わっており“殺す”ことにこだわっているがために畜魂碑に手を合わせるのだろう,しかし人間も動物同様に自然を利用して生きていると思ったら畜魂碑にこだわる必要がなくなった,というのにはなるほどと気付かされた.

  • 著者、舞鶴出身だとは。初めて知った!
    お肉好きは読むべし。
    お肉あまり食べないけど、たまに食べたくなる。
    植物も動物も全部「いただきます」だなあ。

  • 読みやすくて良かった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1961年京都府舞鶴市生まれ。関西学院大学社会学部卒業後、大阪デザイナー専門学校絵本化卒業。絵本作家・イラストレーターとして活動、現在に至る。絵本に『カレーライス』(農山漁村文化協会)、『きみの家にも牛がいる』(解放出版)、『ピオポのバスりょこう』(岩崎書店)、『きいてるかいオルタ』(童心社)、『そらからかいじゅうがふってきた』(文研出版)、『だから走るんだ』(あかね書房)ほか。

「2018年 『ミカちゃんのひだりて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中川洋典の作品

ツイートする