人生には何ひとつ無駄なものはない―幸せのための475の断章

著者 :
制作 : 鈴木 秀子 
  • 海竜社
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本棚登録 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759305401

感想・レビュー・書評

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  • 遠藤周作の小説やエッセイからの抜き書き。
    折りにつけ読み返してみたい言葉がもりだくさん。

    「愛とは美しいもの、魅力あるものに心ひかれることではないのである。外面的美しさが消え、魅力が褪せても、それを大事にすることなのだ」
    「自分が正しい、立派な女性である気持ちから、罪の泥沼に陥った人を軽蔑し、拒絶する心が生まれてきます」

    「他人を批判する時だけ自分が道徳家であるような種類の人間」自分もまた卑怯な人間であるのを怖れ。怖れるゆえに他人に投影して罵っている。

    「大人であるための一つの条件は自分に対するヤマシサというコンプレックスが脈拍のようにたえず、頭のどこかで働いていることを必要とする」

    監修者による、作家の晩年の様子について述べた後書きも泣かせる。

  • 遠藤周作氏自身の著書から抜いた名言集。
    この人の考え方が多くの点で一番しっくりくる。最後に長年交流のあったシスターによる遠藤氏の最期の話も深い。

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著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

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