もう「いい人」にならなくていい! ラクな心で生きるための七章

  • 海竜社 (1999年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (214ページ) / ISBN・EAN: 9784759305869

感想・レビュー・書評

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  • 図書館

  • 題名で損してる、精神分析本。(99年発売なので当時の流行かもしれないけど)香山リカさんの論は好きなので読んでみた次第。

    自己啓発本かと思いきや、なぜ不安に駆られるのか・なぜ真面目な人が病むのか・ゲームやコンピューターと人・癒しというものの危うさ…等、わかりやすく精神分析されていた。興味のある分野ばかりなので、なかなか楽しく読めた。

    出版当時の話題に合わせて例を挙げられているため、そういう意味では読み手を選ぶかもしれない。
    それゆけ!!ココロジー・おるちゅばんエビちゅ・歌謡曲・神戸小学生殺人事件・ゴー宣「戦争論」・小室サウンド・村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」…のあたりにピンとこなかったら、きっと読んでもつまらないと思う。

    ちなみに題名になった言葉は、なんとあとがきになって出てくる。それまでは「こうしなさい!」論はどこにもない。「こうしたほうがいいんじゃないのって思うけど」論は多くあるけれど、鼻につくほどじゃない。これが香山さんの精神分析エッセイと感じたのは、そういう部分だ。

    自分の心の操作がなかなかうまくいかず、いろいろ悩んでいた自分には、いろいろが腑に落ちた良書だった。ほんと、題名で損してると思う。それが香山さんの味かもしれないけれど(苦笑)。

  • もっと劇的に自己革命ができるんじゃないかと思って読んでみましたが、そーでもなかったです。彼女は独身のキャリア志向・30代女性の味方だなあというのが感想です。これに該当する人には、彼女の本をお薦めします。<本当の自分ってこんなんじゃなくって、もっと素晴らしい可能性を秘めてるに違いない>と自分探しをし続ける女性のくだりは頷くことしきりでしたが。独身時代に彼女の本を読んでたら影響されていたこと確実です。そういえば、彼女は普段は医師ですが、あの名前はご存知リカちゃん人形のフルネームです、その芸名でマスコミ応対をし、メガネはダテだそうです。彼女曰く「メガネを外すと別人なんですよ、病院で私がTVに出てる香山リカだと気づかれることはありません」とのこと。んな馬鹿な・・・。そりゃあ、香山リカというTVに出てる人を知らないだけじゃあ・・・?

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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