深き心の底より

著者 :
  • 海竜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759305975

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  • 心にさくりさくりと突き刺さる言葉と、仄かな笑いに満ちたエッセイ集。
    筍を売る老人を主としたエッセイの中で、「人間のあはれさ」を自身の体験をまじえて書いている部分がとても印象に残る。「かわいそう」というのでは決してない、とある人を見た時のあのどうしようもない切なさが言葉にされている気がして、どこか嬉しくて、悲しかった。

著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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