ひとは情熱がなければ生きていけない

著者 : 浅田次郎
  • 海竜社 (2004年4月発売)
3.38
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  • 本棚登録 :34
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759308099

ひとは情熱がなければ生きていけないの感想・レビュー・書評

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  • 小説と映像の関係について語っている。映像的に書かれた小説は映像そのものを超えられるはずはなく、映像は小説にとって脅威であり、いかに共存していくかをテーマに考えているとのこと。よく映画やテレビドラマなどで映像化された方が良いのに、と思う小説を読むことがあるが、これこそ小説家にとっては深刻な事態ということなのだろう。

  • 小説の旨い作家、浅田次郎氏のサクセスエッセイですが、小説家を志す高校生が、水道橋のジムを覗き込んで、トレーニング中の三島由紀夫」と眼が合う・・から始まり、自衛隊入隊は三島事件の真相を知りたい思いもあったとか・・の自慢話が続きます。
    著者と同世代の私も浅田氏の歩き回った周辺を同時期にうろうろしていた女子高生。当時の三島への若者の熱い想いを共有しているから、「うん」と頷けます。

    私の「三島」は、銀座が遭遇場所。寒い日でみんなコートを着て歩いているのに、ピッチリ肌に付いたポロシャツ姿で周囲を睥睨しながらすれ違った、顔ばかりでかい、以外に小柄な壮年男性。

    事件直後、誰かがコピーの自筆の豊饒の海「最終原稿」をみんなで言葉もなく覗き込み「結構きれいで読みやすい字を書くんだ」とベタな印象を持ったことも覚えています。昔の自分を追憶に誘ってくれた本。

  • がっかり~。
    浅田次郎さんの小説は読みやすく、わかりやすく、好きではなかったけど嫌いでもなかったのに、結局ただのおっさん・・・?な印象。

  • 04年3刷本

  • これまでこの著者の小説はかなり読み尽くしてきたけど、エッセイは全然読んだことなかった!
    難しい言葉が2ページに1回は出てくるので辞書を引き引き読んだけど、その価値はあると思えた。
    こう生きるべき、と押しつけるようなことは一切ない。ただ唯一、後輩の学生たちへの講演の中で今のうちに本は読んでおいてとお願いすることはあるけど、それだけ。しかしこの講演を聞いた高校生たち、うらやましいなぁ。
    ひたすら自身の半生を振り返り、思うところを語っている。軍隊の話が多いのは、実体験からだったとは知らなかった。
    浅田次郎のイメージってなんとなくプリズンホテルの主人公の作家のようなイメージだったんですけど、かなり間違ってたのねwww

  •   この本の最後の著者紹介の頁に、1951年生まれ…1955年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1977年『鉄道員』で直木賞…受賞(中略)、と書いてある。浅田次郎は4歳で吉川英治新人賞、26歳で直木賞をとったらしい。私の読んだのは2004年の初刷本だからその後がどうなっているかは知らないが、過日WEBで覗いてみると全く同じ間違いのままそこにも紹介されている。(例えば下記のURLなど参照) これなんて、その類の原稿を書く誰かが何にも考えずに書いて、校正もおざなりで通り抜け、しかもWEBへ載せるにあたってもそのまんま何も考えずに丸写ししている。この本の中で浅田次郎が言おうとしていることとあまりにもかけ離れている。怒れ!浅田次郎。 流石にその後発行された『勇気凛凛』という副題のついた文庫版では修正されていた。今度本屋で単行本の2刷以降がいったいどうなったのか調べよう。 本自体はとても面白くてためになります。「座右の銘」にしても良い言葉が沢山でてくる。浅田次郎のまじめな小説家ぶりがキッチリと自己解説されている。この作家、一度も連載に穴を開けたことが無い(らしい)、というのをみなさんご存知でしたでしょうか。http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4759308091/ref=sib_rdr_cr?ie=UTF8&p=S06F&j=0#reader-page

  • 浅田次郎という作家を今まで知らなかった。「ぽっぽや」の作者と読み、その本も映画も見たことも読んだこともなかったが、ベストセラー作家なのか、と認識出来た。なので、人生哲学みたいな本かと思ったら、エッセイだったので、初めがっかりしたけど、読み進めるとその文章力で引き込まれた。でも、やっぱり日本人作家はあまり好きではない。あの独特な「文学」界の人間なんだ、とう現代作家のくさみみたいなものが苦手。江戸っ子の湯屋類のはなしは教養?になった。

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