千年の文化、百年の文明

著者 :
  • 海竜社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759308327

感想・レビュー・書評

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  • 音楽評論家ですが、幅広い教養を感じさせる著者は好きな評論家です。この本はやや古い論文が多い(東京五輪よりも前のものも・・・)ので、今となってはややピントがずれているようにも思うのですが、東京が醜悪な都市に変貌しているという危機感は現在では更に輪をかけているかも知れないと思います。京都は日本の文化を感じさせる都市であるというのは、今ではどうかと思う部分があるのですが。特にワルシャワなどが戦争で町を破壊されながら、かつての町そのものを再生したこと。そしてウィーン、パリなどは町そのものを破壊することを避けて占領・撤退が行われたという事実を取り上げ、街からの文化・文明を主張してくれています。

  • その時々で常に異なる外国の文明に影響を受けながらも変わらず引き継がれる普遍的な日本人の文化を探る読み物かと思いきや、そういう内容ではなかった。でももしかしたら明確にしていないだけであぶり出されているかもしれない。いずれにせよ良本。

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著者プロフィール

音楽評論、随筆、翻訳家。鋭い感覚と視点から独自の評論を展開。日本を代表する音楽家の輩出にも貢献するなど、クラシック音楽界を牽引。受賞歴も多彩で2006年には文化勲章を受章。2012年、93歳で逝去。

「2015年 『モーツァルト その音楽と生涯 第5巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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