代筆屋

著者 :
  • 海竜社
3.55
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本棚登録 : 416
レビュー : 96
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759308334

作品紹介・あらすじ

いい小説は、人生観を変える。いい手紙は、人生を変える。心を動かされた手紙に心が動く、10のハートフルストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 10通(章)のオムニバス。
    表現が素敵。
    文章から著者の優しさを感じる。
    気持ちを言葉にして、そして、伝えることの大切さを教えてもらった。

  • タイトルに惹かれて。吉祥寺を風景に、手紙に纏わる悲喜こもごも。微笑ましかったり、切なかったり。こんな素敵な手紙が書けたらいいな。それが難しいなら、私の街でこんな素敵な代筆屋さんに出会えたらいいのにな。

  • 売れない小説家である主人公は、文章を書くのが苦手な人たちからの依頼で、手紙の代筆を請け負う。
    手紙を通して見えてくる、それぞれの人生模様。
    相手へ伝えるべき手紙が、出来上がってみたら自分へのメッセージだったり、代筆屋に語ることによって自分の気持ちに気付いたり。
    「本書を読んで手紙を書いてみようと読者が思ってくれたら」とあとがきで著者が言っているように、本書を読むと手紙を書きたくなる。
    また、誰に宛てるでもなく、文章を書くことは自分の気持ちの整理にもなるだろう。
    とても素敵な小説だった。

  • 手紙をもらうと嬉しいけど、手紙を書くには心の準備がいります(^-^)著者が言うところの、手紙は人間の心を映す鏡のような存在だと思います。代筆屋をしていた著者はすごいなと思いますが、同時に、私には、「代筆」という言葉、感覚、概念は、する側、される側、いずれも・・・、ありえないです。手紙は、いつのときでも、それまでの人生の凝縮のような気がしています!そういえば、そんな手紙からしばらく疎遠になっています・・・。億劫さに負けているのかもしれません。本題に戻って、本書は、小説としてはそれなりに楽しめました(^-^)

  • どっぷり夢みたい人にオススメ
    真実ならなんて素敵な!
    かなり考えられた文章にも思えるけど、なかなか面白いと思う。

  • まあ簡単だし。

  • ≪県立図書館≫

    感動した。
    中には、ちょっと気障だな、という文面もあったけれど
    人の気持を明らかにして美しく代弁している手紙ばかりだった。
    泣けた。

    でも、私はやっぱり代筆の手紙はもらいたくない、かな。
    どんなに不器用でも、混乱をしていても、その人自身の言葉がほしいかな。

    とても素敵な作品だった。

  • 県立図書館にて。友人が「これぞ小説」と言っていたため。
    2時間ほどで読んでしまったが、なんだかなじめなかった。語りの一人称に共感できず、言葉の選び方が鼻についた。というか、主人公の上から目線に辟易したのだと思う。
    「食い倒れる」「いいふうに」「合鍵」「ロスアンジェルス」などの表現に違和感を覚えた。誤植なのか、わざとなのか、こだわりなのか。

  • 手紙というお題でよくこれだけ多種多用に書けるなあと思わされた。書いてる人が真摯で誠実に、感謝の気持ちだけを残しているからとても読後感が爽やか。
    本人が書いたとしたら余計なことまで書いてしまうに違いないから、第三者が書くというのは非常に理にかなっていると思う。

    吉本ばななさんの「キッチン」の時も思ったんだけど、自分が感動している理由を言葉で表せないことがある。いいなあ、きれいだなあと思いながら読んでるんだけど、ここが素晴らしい、と説明できない。作者さんの目には世界がきれいに映ってるんだろうなあ。

  • 良いものは何十年、何百年と残る。
    だから手紙もそうなんだと思う。
    手紙が届いた時のわくわく感、封を開ける時のドキドキ感、初めて知る相手の気持ちに目を通した時。
    本を読み終えた時、大切な人に手紙が書きたくなるはずです。

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著者プロフィール

辻 仁成(つじ ひとなり/つじ じんせい)
1959年生まれ、東京都出身。ミュージシャン、映画監督、小説家。1985年にロックバンドの「ECHOES(エコーズ)」ボーカリストとして活躍。2003年に渡仏し、拠点をフランスに置いて創作活動を続けている。
1989年『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞し作家デビュー。1997年『海峡の光』で第116回芥川賞を受賞。1999年、『白仏』のフランス語翻訳版で、フランス五大文学賞の一つフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。
ほかの代表作として、映画化された『冷静と情熱のあいだ Blu』『サヨナライツカ』をはじめ、『右岸』『ダリア』『父 Mon Pere』など。

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