数学で宇宙制覇

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 28
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759310047

感想・レビュー・書評

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  • 『数学で宇宙制覇』のレビュー

    ◆結論 ~ 星の数 ~
    ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)

    ◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~

    ◇読む前の感想

     数学ファシリテーションの打合せで紹介された本を探しに図書館へ行ったところ、貸出中でした。残念。その代り、同じ人が書いた本が何冊かありました。折角なので借りようと思い、タイトルがビビッドな奴を選んでみました。

    ◇読んだ後の感想

     数学のエッセイも良し悪しで、分かり易いし、時間も掛からないし、読み易いんですけど、どうしても、軽い感じになってしまうような気がします。しかも、1冊に20~30本詰まっていますので、話があちゃこちゃ行って、纏まりが無くなるというか、結局何が言いたかったんだろう、という感じになるというか。(まぁ、エッセイにそこまで求めるのは酷なのかも知れませんが。)
     それに対し、この「数学で宇宙制覇」は良かったです。エッセイの欠点が全くありませんでした。(エッセイじゃないので当然ですが。)全篇を通じて「宇宙制覇」という明確な背骨が首尾一貫しており(タイトルにそう書いてあるので当然ですが)、内容も深く、大変満足度の高い本でした。(^^)
     ただ、残念なのは、読了しても「宇宙を制覇した!」感が余り無いということ・・・でしょうか。(^^;)

     以下は、私が個人的に「コレは!!」と思ったフレーズです。

    ・なぜ数学をやるのかと人に尋ねられたら、「無限」や「真理」や「永遠」や「愛」や「真善美」を数学が体現しているからだと答えます。(P25)
    ・幾何学に限らず、数学のおもしろいところは、特殊な例から一般化を導くことで、物事の本質を合理的な思考の帰結として説明することです。(P87)
    ・量子力学の先には人間の心がある(P132)
    ・素粒子と素数のリンクを証明するゼータ関数(P188)
    ・ピタゴラス「万物の根源は数なり」(P192)
    ・無限を無限のままに認識することはできません。その無限を、絶えず有限なものに置き換えてとらえるしかありません。(P193)
    ・数学をやることの意味=無限を感じること(P196)

     最後に、これはもっと勉強しなければ・・・と思ったのは、以下です。(話についていけていない自分が悔しい・・・。)

    ・リーマン幾何学のn次元多様体
    ・3次元多様体とポワンカレ予想
    ・可算無限と非可算無限

    (参考:評価基準)
    ★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
    ★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
    ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)
    ★★:暇な時間で読めば良い(20%)
    ★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%)

  • ワクワクするような装丁に惹かれて。

    こんなに数字にロマンを感じるなんて
    私は理系だったのかもしれない。

  • 何とも大げさなタイトルだ!と思って長い間放置していたけれど、読んでみたら「本当に宇宙制覇できるんだ!」と思える、ロマンたっぷりな本で面白い。でも「ひも理論」まわりだけはよく理解できなかった。

  • 数学と宇宙の面白い関係というよりは宇宙を理解するための手法についてと,ゼータ関数や超越数についての内容がおもしろい。
    e^iπ+1=0
    二つの超越数と虚数が繰りなす奇跡。

  • 数学ってうつくしい。妄想…もとい人間のイメージする力ってすばらしい。あ、数式とか出てこないので数学苦手〜という方には特にお勧めです。もちろん数学LOVE!!という方にも。

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著者プロフィール

1968年、山形県生まれ。サイエンスナビゲーター。
東京工業大学理学部数学科卒、同大学大学院社会理工学研究科博士課程中退。おもな著書に『わくわく数の世界の大冒険』1・2・入門(いずれも、日本図書センター)、『面白くて眠れなくなる数学』(PHP文庫)など50冊以上。


「2018年 『親子で楽しむ! わくわく数の世界の大冒険 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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