政治のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ: ひとめでわかる図解入り

著者 :
  • 海竜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759310139

感想・レビュー・書評

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  • かなり前の本ですが基本的な事項を確認できました。
    就活ではありませんがSPI試験の正解率が悪かったため、勉強し直しました。

  • 中途半端な知識を纏めるには最適な本。初心者向け。
    天下り、政治資金パーティー、検察官。知っているようで詳しく知らない単語の意味が分かりやすく入ってくる。

    この本を読んで僕は地方公共団体に興味を持ったんで、そっち関係の本を当たってみようと思う。

  • 高校時代に学んだ政治科目の振り返りと、

    関連する気になるトピックを池上さんのちょっとした皮肉も交えながら読み進められました。

    特に政務次官が盲腸と呼ばれている、など教科書では書けないような、でもリアルで面白い話も挟み込まれており、面白かったです^ ^

  • 学校では習わない。。けどニュースでは登場するような事柄について分かりやすく教えてくれます。これを読み終わった後、ニュースをより理解できるようになったと実感してます。

  • 中1の甥っ子に、池上さんの本をプレゼントしたきっかけから、池上さんのシンプルで美しい説明にはまり、1日1冊のペースで読んでいるw
    「会社のこと」「経済のこと」はだいたい170ページぐらいのボリュームだったと思うが、これは230ページとかなりボリュームがあり、読了に2時間要したけど、前の2冊よりも圧倒的に面白かった。

    会社や経済の事は、やはり前提知識が豊富なので、知識を保管する意味合いが強かったが、政治、憲法の事は理解していない部分がとても多い事がわかった。

    こういう本の特色は、「知識を効率的に吸収しましょう」という側面が売りだと思うけど、池上さんの文体は、すごく面白いストーリー小説、例えるなら「指輪物語」を読んでいるかの如く引き込まれる。
    「常識として知っておきたい」という姿勢ではなく、普通にエンターテイメントとして成立しているのは素晴らしい。つまり、知識を得る事は、人間の基本的快楽なんだ。

    国家元首が大統領の国、総理大臣の国の成り立ちの経緯(ドイツに大統領がいる事を忘れていたW)
    国会議員、首相のスケジュール
    衆参両院の意味

    どれも生き生きとした説明で引き込まれる。

    政治や官僚の停滞を批判する報道は多い。けど、一番の問題は、国民が政治を異世界のものと見ている事だ。
    巻末のエコノミスト誌の抜粋のように

    「日本の政治は失望させる事にかけては超一流」

    そして

    「日本の有権者は失望しない事にかけては超一流」



    テレビでもこうした番組は多く作られているのだと思うけど、映像ではどうしても冗長になる。
    本が一番向いている。

  • 以前に買っていて、読まなかった本。
    新聞を読んでいて、いまいち政治面の理解が及んでいない気がして、引っ張り出してきた。
    最初に読むにはこれぐらいがちょうどいい。
    が、社会科の公民をちゃんと受けていればこの程度の知識はすでにあっただろうとも思う。

  • 今更ひとには聞けないことが分かり易くまとめられている。
    たぶん高校の政治経済で学んだことばかり(選挙制度や裁判制度は変化している)のはずだが、うろ覚えだったり、すっかり忘れていたこともよく分かった。

    2回目
    改訂版も出てるみたいだが、本当に基本的なことがよくわかる。

  • 国会には、特別国会、臨時国家、通常国会がある。
    通常国会は1月にスタートし、150日間開催される。
    開会式には天皇が臨席する。予算や法律が決められる。

  • 政治のことがまったくわからないままこの年齢になってしまったので、手に取りました。
    とてもわかりやすい内容で、政治に興味がわきました。
    読んでよかったです。

  • 政治の全体像が書かれた一冊。

    三権分立の構造、内閣、国会など基礎が網羅的に把握できて、かつそれらのつながりが俯瞰的にわかった。

    基礎がわかっている方には得るものがないかもしれないが、なんとなくしかわかっていない人にはオススメの一冊。

    以下参考になった点

    ・衆議院が優越しているのは、任期が4年と参議院より短く、直近の国民世論を反映しいているから。

    ・マスコミが政治家を育てていない。
    (日本のマスコミは新卒など若手が担うケースが多い。ベテランではないため知識が浅く、「漢字を間違えた」など稚拙な報道に走りがち。結果本質的な批判がなされずに政治が成熟しない。欧米はベテランが報道を行う)

    ・検察官と弁護士の違い

    ・大阪都構想のねらい
    (行政の重複をなくし無駄を排除)

    ・官僚の役割

    etc・・

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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