経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ 増補: ひとめでわかる図解入り

著者 :
  • 海竜社
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感想 : 147
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759311082

作品紹介・あらすじ

「経済のことよくわからないまま社会人になってしまった」と後悔しているあなたへ。知っておくべき基礎知識を簡単にまとめた、世界一わかりやすい経済の本。

感想・レビュー・書評

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  • 自分は本当に経済のことよくわからないので、すごく勉強になった。自分の暮らしに直結することだが、学ぼうとしないとよくわからないことも多い。

    たぶん基本的なことではあると思うが、非常に勉強になった。

  • 高校生の時に買ったこの本を再読です。

    タイトルで判断できますが、ある程度知識を得た今の自分にとっては物足りなさはありますが、やはり分かりやすいの一言です。

    特に、毎回多著でも感じますが、池上さんのサブプライムローン問題とそこからの派生した世界経済の流れは一番理解しやすいと感じますね。

  • このシリーズは、就職活動中の学生や、新入社員向けのものなんだけど、社会経験の長い人が読んでもとても面白いと思う。
    秀逸なのは、身近な「ショッピング」という題材から初めて、投資、借金という金融活動を個人レベルから企業レベルに解説し、サブプライムローンの破綻による世界金融危機がどのように発生したのかをシンプルに解説している。
    以前から、経済は単純化、抽象化しすぎると説明が難しいと思っているが、池上さんはそのバランスがとても優れている。これはセンスだと思う。
    絵画や写真や音楽は、技術と感性の微妙なさじ加減が人を感動させる。それは後付で解説はできるけど、創りだすのは「センス」のみだ。

    僕が池上さんの解説がとても好きなのは、とても目線が冷静な事だ。経済関係の本で、書店で平積みされているのは、だいたいセンセーショナルなタイトルのものが多い。
    例えば、円高という現象は、それ自体が破壊的な結果を招くというよりも、資産価値が上がっているというプラスの側面もある。

    池上さんの基本的なスタンスは、

    「会社は変化に対応し続けなければいけない。」

    というもの。
    つまり、状況に対応するのは、企業の使命であり、変化を人為的に拒否する行為は、かならず企業自体を衰退させる。



    巻末の言葉は、是非社会人なる人には見て欲しいと思う。

    「お金の事を考えるのは自分の生活のリストラです。持ち物や生活が本当に自分の満足のいくものか。
    本当にそれが必要か?逆に、自分にとって本当に大事なものはなにか?」

    「それを問い直す事は、その人自体の魅力にもつながるのです。」

  •  書かれている内容は本当に基本的なことが多いです。そういう意味ではタイトル通りの本。深い内容を知りたいという人はまた別の本を読んだ方がよさそうですね。

     文章も非常に優しくて、社会人はもちろん小・中学生でもだいたいの内容はつかめるのではないかと思います。

     この本を読んで見方が変わったな、と思ったのは株の話。株と言えば投資家が常に売り時、買い時をうかがう一つの儲けの手段だと思っていたのですが、
    本来はその企業の事業の手伝いをしたいから株を買うという事なんですよね。

     そう考えると株を買うというのも悪くないのかな、という気もしてきました。好きな出版社の株を買うというのも楽しいかもしれないですね。

  • 経済のことを優しく教えてくれる本であり、経済がもたらす意義からお金が世の中の中をどう動いているのが掴めた。

  • かなり基本的な内容だったと思う。
    しかし、本当に経済のことを知らない人(私含め)には、
    わかりやすくまとめられているので読む価値は有る。
    特に、個人的にはリーマンショックと年金についてのところが
    ためになった。
    これをきっかけに経済への意識を強くしていきたい。

  • んー、わかりやすい!
    既に恥ずかし過ぎて聞けない、サブプライムローンのこととやリーマンショックもわかりやすく解説されていた。

    あと、終始<あなたは社会の一員ですよ>というメッセージがあった。
    社会の仕組みもそうやし、自分のお金の使い方も、国のおかげの使い方も! 知らんぷりはあかん。

    たまには(これ重要。いつもを強要しないのか良かった)自分の人生、じっくり見直ししましょう! それで、きちんと満足できるように動いていきましょう!

  • 経済について、ピンポイントに簡潔かつ分かりやすく書かれているので、「???」となる前に読み終えられた。
    買い物(消費)を「経済における投票行為」という表現が、とても的確でいい。経済界に限らず、世間でまた大きな流れがあった際には、このタイプで1冊書いて貰いたい。

  • 情報の整理の仕方を学んだ。
    池上さんの説明の上手さは学ぶ価値有りです。
    この本での収穫はサブプライムローン問題と年金問題が最初から理解できたことです。
    理解の方法は図解思考で学んだ図を使ってやりました。

  • わかりやすいなあ

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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