経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ 増補: ひとめでわかる図解入り

著者 :
  • 海竜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759311082

感想・レビュー・書評

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  • 自分は本当に経済のことよくわからないので、すごく勉強になった。自分の暮らしに直結することだが、学ぼうとしないとよくわからないことも多い。

    たぶん基本的なことではあると思うが、非常に勉強になった。

  • 高校生の時に買ったこの本を再読です。

    タイトルで判断できますが、ある程度知識を得た今の自分にとっては物足りなさはありますが、やはり分かりやすいの一言です。

    特に、毎回多著でも感じますが、池上さんのサブプライムローン問題とそこからの派生した世界経済の流れは一番理解しやすいと感じますね。

  • かなり基本的な内容だったと思う。
    しかし、本当に経済のことを知らない人(私含め)には、
    わかりやすくまとめられているので読む価値は有る。
    特に、個人的にはリーマンショックと年金についてのところが
    ためになった。
    これをきっかけに経済への意識を強くしていきたい。

  • わかりやすいなあ

  • 大変分かりやすい良書。
    アウトプットに長けているな、と改めて感心しました。

    テレビで見る著者をあまり好きになれないのは、テレビ局の制作力のしなのかもしれません。

    GPIFについての説明は、簡潔に過ぎるあまり若干事実と異なっていたでしょうか。ここが引っ掛かったのでマイナス1。

    2015年37冊目。

  • あいかわらず説明はわかりやすい。しかも本書は「ひとめでわかる図解入り」ということで経済についてまったく知らない人でも読みやすい本だと思う。
    ただし、読んで「経済」がわかるようになるかというとそうではなくて、目的は「お金との賢いつきあいかたをする」ための知識を得ること。
    ですから、内容も「買う」「投資する」「借りる」「世の中をつかむ」「備える」「納める」という項目で、あくまで自分がお金を支払ってする行動についてどうかという内容です。
    ただ、意外と気づいていないようなことについてもわかりやすく説明しているので、勉強になりました。
    ちなみに「若い女性の感覚が世の中を動かしているのですから、あなたが素敵だなと思う企業の株は、やがて上がっていくはずです」という記載があるので、実は女性向けの本なのかもしれません。

    【引用】
    あなたはあまり意識していないかもしれませんが、カードで買物をすることも、立派な借金になります。
    厳しい競争を生き延びた会社がさらに頑張ることによって、ものが再び売れるようになれば、徐々に景気は良くなります。 (P26)
    つまり、自分が選びとったものであれば、高かろうと安かろうと、関係ないのです。家ではユニクロ、外ではブランドと割り切るのもひとつのあり方でしょうし、ユニクロで全部統一することがあっても、構わないですね。 (P40)
    「リストラ」とは、アメリカの経済戦略用語である「リストラクチュアリング(restructuring)」を、日本人がお得意の短縮言葉にしたもので、もともとは「再構築する」という意味です。つまり、「仕事のやり方を抜本的に変えましょう」という意味であって、むやみやたらに人を削るという意味ではありません。 (P46)
    株も立派な投票行動なのですから、株を買うということは、その会社を応援するということでなければいけないと私は思います。 (P64)
    (銀行が始めた消費者金融について)「存在するものは合理的である」というのは、哲学者ヘーゲルの言葉ですが、利用者がいる以上、そこには、それだけの存在価値があるということです。 (P104)
    徐々にやってくる不況と違って、「恐慌」は急激に発生し、またたくまに世界経済を麻痺させてしまいます。。この世界恐慌を脱する方法は、金融不安を解消することだけなのですが、そう簡単には行きません。 (P115)
    自分の将来のための年金であるはずなのですから、もらえないかもしれないいのなら払いたくない、と思ってしまうのは当然かもしれません。 (P176)
    税金の無駄遣いを防ぐためにできることってなんだろう?
    まず、税金を払っているのだという意識を高めることが第一です。そこで(日本式の「納税者」ではなく)アメリカ式に自分を「タックスペイヤー」と考えてみてはいかがでしょう。 (P181)
    (ロケットの打ち上げには税金が使われているにもかかわらず)日本ではロケットの打ち上げに失敗したとき、おわびのことばはあっても、「納税者の皆さま、ごめんなさい」とは言わないでしょう。 (P184)
    投票するにしても、説明責任を追求するにしても、あなたが税金について深く考え、声を上げていくということが、税金の無駄遣いを防ぐ最良の方法なのです。 (P184)
    これまで、お金と賢く豊かに付き合うための基本的な考え方を紹介してきました。買うことから収めることに至るまで、一口に「お金と付き合う」と言っても、その中身は実にさまざまであることがおわかりいただけたと思います。
    (中略)
    それは、いつでも自分に一番あったものを選ばなくてはならないということです。お金と賢く豊かに付きあおうとすることは、そのまま、自分というものを知る過程でもあるのです。
    (中略)
    そこで皆さんに、定期的に「生活のリストラ」をすることをおすすめしたいと思います。1年に一回くらい、じっくりと自分自身の生活を見なおしてみてはいかがでしょうか。 (P186)

  • 書いてある内容はとっても入門的なことばかりだと思うが、恥ずかしくて人には聞けないような内容も、わかりやすく読みやすく書いてくれている。
    サラサラ〜っと読めるので、おすすめ。

  • お金まわりについて。使う、貯める、借りるなど基本的なことから自己、他人と、町、国、世界と規模を変えてどのようにお金が動いているかを説明。

  • 池上さんありがとうパート2。
    会社編に引き続き、こちらも電車で読むのは恥ずかしかったですが、勉強になりました。

  • 分かりやすかった。
    20150725

著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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