この一球: 野村克也の人生論

著者 :
  • 海竜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759312324

感想・レビュー・書評

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  • 野村克也氏の人生論を、これまでの野球人生を振り返りながら著した内容になっている。

  • 野村さんの本は見つけるとすぐに買ってしまう。

    日本ハムの稲葉とヤクルトスワローズの宮本の両ベテランが、リーダーの条件、監督の条件を持ちあわせているらしい。茶髪に染めて球場に入ってきたやんちゃな中田を戒める稲葉や、選手兼監督となった古田に対して「古田さん」と読んだ後輩にけじめをつけろと怒鳴りつけた宮本などの態度、また彼らが自分を活かせる道を探し黙々と努力してきた姿等を例にあげ、その適正を説明している。優れた野球観をもつ彼ら二人が監督として日本シリーズで戦う姿を見てみたいらしい。確かに素人目に見てもそう感じる。それ以外の内容は得に目新しさはなかったが、今回も著者の好きな詩が書かれていた。

    心が変われば、態度が変わる。
    態度が変われば、行動が変わる。
    行動が変われば、習慣が変わる。
    習慣が変われば、人格が変わる。
    人格が変われば、運命が変わる。
    運命が変われば、人生が変わる。

    ヒンズー教の教えらしい。

著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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