人間の縁(えにし)―浅田次郎の幸福論

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 60
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759312652

感想・レビュー・書評

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  • ☆は3つ

    ♪♫ 皆さん方の中にぃ~ 自衛隊に入りたい人はいませんかぁ~ 一旗揚げたい人はいませんかぁ~ 自衛隊じゃ人材求めてます~ ♫♪ 『自衛隊に入ろう』 作詞/唄 高田渡。

    浅田次郎は元自衛隊員である。自衛隊時代の苦労をしばしばエッセイなどで語るし、自衛隊が題材の小説まである。それがどうしたどもしない。すまぬ。

    さぁてまたもや浅田次郎先生の「部分的作文寄せ集め本」の登場であります。いったいこれで何冊目だろうか。数えてないし、本当はそんな事どうでもいいからこの先づっと解らないとは思うけど、多いよね。

    浅田先生自身は本来のお仕事の、小説書いたりエッセイ書いたりをあまりしなくなって、チョッキ賞の審査員とか日本ペンペン草クラブの会長さんとかばかり遣ってるので、そのスキをついたスキマ出版社がこういう本を作ってしまうのだ。
    そうして、すわ新刊か!と勘違いしたバカ的わたしが読んで、もう一丁うわてのバカ感想を書いとる、とまあこういう具合なのである。

    引用元に二通りある。ひとつはエッセイや対談などからのもの。こちらは必づ「私が・・」とか「僕の・・」というかたちで始まり、浅田先生自らの経験や考えに基づいて語られている。なのでこりゃ面白い!
    しかし、いまもうひとつの方は小説作品からの引用群。こっちは全く面白くない。語っている人がみんな架空の人で、従い内容も架空のもの。時代背景すら現代ではないお話も多くて、わたしは途中でこの小説作品から引用した文章は一切読むのをやめた!

    そして巻末には次の“断り書き“が載っている。
    “一冊にまとめるにあたり、原則として出典原文を変えないで収録しました。漢字の送り仮名や字句の統一はせず、ルビは必要に応じて新たにふりました。”
    さも、わしら一生懸命に選んでそれなりに考えて気も使って一冊にまとめたんだよぉ~、と言わんばかりの出版社の「おことわり」ではないかい。どうでもいいんだよそんな事!

    まあ、なんにせよこういう本は不毛である。なのにこんなに長い感想らしきものを書くのはもっと不毛である。 すまんこってある。すごすご[m:237]。

  • 既読の本からの引用もあったが、大体は未読。まだまだ読み進めよう。

  • 人というのは、自分の大切な人の喜ぶ顔が見たいからこそ頑張れる 人は、もはやこれまでと思えば石に躓いても死ぬ。死なないように、堕ちないように懸命の努力をすることこそ、人の人たる所以なのである 真の努力をしたものは己の努力の至らなさを知る 最終的には自分で自分の責任を取らなきゃいけないのが人生 人間の幸福は決して金品では贖えない

  • 浅田次郎を、相当読んでいないと、良さが伝わらないかも。

  • 浅田次郎の作品の根底にあるものを作品を通してまとめられたもの。作品の引用集。一日、一か所を読むのも良いかも。
    新しいものは何もないが、人間「浅田次郎」が見えてくる気がする。

  • 人というのは、自分の大切な人の喜ぶ顔が見たいからこそ頑張れる。家族というハンディキャップが、人に生活力という筋肉をつける−。著者の作品の中から、その原理となっている「人間の縁」を綴った部分を抽出して収録する。【「TRC MARC」の商品解説】


    ということで、エッセイでもなく、これまでの著作からの抽出でした。エッセイだと思っていたので、ちょっと残念。

    「ああ、そういえばこんな場面あったねぇ」なんて、昔読んだ作品を読み返したくはなったのですが、やはり、それがいくら名文であっても、物語の文中であれば、登場人物が辿ってきた経緯あっての、台詞であり思考なのでので抜き取ると、勿体無いな、なんて気も。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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