ああ面白かったと言って死にたい: 佐藤愛子の箴言集

著者 :
  • 海竜社
3.11
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本棚登録 : 158
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759312669

作品紹介・あらすじ

老人の価値は若者よりも沢山の人生を生きていることだと私は思う。失敗した人生も成功した人生も頑固な人生も、怠け者の人生も、それなりに生きて来た実績を抱えている。波瀾万丈の日々が紡ぎ出した人生の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 流石、愛子さん。

  •  ①ボケるものはボケる。死ぬものは死ぬ。 ②自分の後ろ姿を知っているか ③私にとって幸福とは「元気がいいこと」ただそれひとつなのである。 ④友情は(恋愛でも結婚生活でも)、相手のために身を削ることによって深まる。 ⑤大事なのは想像力であり心配り。 佐藤愛子「ああ面白かったと言って死にたい」、2012.7発行。

  • エッセイかなと思って借りてきたら、いろいろのエッセイ等からコレはという部分を抜き出して集めたものでした。表紙に「佐藤愛子の箴言集」と書いてあったのには後で気づきました。面白くなかったわけではなく、むしろ興味深い言葉ばかりでしたが、そもそもこういう、いろんなところからちょっとずつ抜き出して並べるという形式が好みに合わないので残念でした。

  • 人生の大先輩の言葉は、ハッとさせられる事が多いです…

  • 17.11.4
    ザトップインタビュー せんだみつお

    人生は美しいことだけ覚えていればいい。
    私はそう考えている。
    苦しいことの中に美しさを見つけられればもっといい

  • おもろかった

  • 箴言集ですね。色々な場所で書かれてきた著者の言葉がまとまってます。「ボケるものはボケる。死ぬものは死ぬ。」ただただ達観しているわけではない。とっても色々と経験されて、負荷を楽しみ、変わりゆく時代を受け入れ、たどり着いた生き方って感じですね。境地なんて言う言葉では少し違う生の声って感じがするので、すっと入ってくる部分が多い気がします。

  • (07.27.2017)

    こういう歳の重ね方をしたい、と心から思った。人にどう思われようが、自分の生き方を貫ける人ってすごいし、カッコいい。一度きりの人生、後悔しないように自分らしく生きたい。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。

    『九十歳。何がめでたい』既読を通して、早速二冊目にと手にしたのが、この著書。

    〈愛子さん流:肝が据わっている想いの数々〉

    ―目次―

    〈老い〉老いは人生の総仕上げである

    〈死〉ああ面白かったと言って死にたい

    〈人生〉思い通りの人生なんて退屈である

    〈幸福〉めげずに生きようとする力

    〈性〉私はこんなふうに生きてきた

    〈家庭教育〉生きる力を培ったもの

    〈人間〉興味と愛情が尽きせぬ存在

    〈男と女〉マコトの女 いい男

    〈夫婦〉失敗しても結婚したほうがいい

    現代人への叱咤激励ともいえる

    『核があり、シンプルで、骨太さえも感じさせる』

    〈振り幅の広い、至って冷静な目線で筆を取った雰囲気が伝わってくるかのような〉

    [日常茶飯事]にも[十二分に反映できるメッセージの数々]

    同性の目線からおいても、今一度、ふっと

    自分の中において『改めて奥底に留めないといけないな』という『戒め』を、改めて考えさせられた著書でした。

    ネタバレになるのであまり書けないですが

    [物質的氾濫に対する斬新な怒り・謙虚さ不足]

    特に印象に残っています。ただただ、ごもっとも!の一言に尽きます。

  • 人生 難しく考えなくていいのよね
    楽の気持ちにさせてもらえました。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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