ああ面白かったと言って死にたい―佐藤愛子の箴言集

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 110
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759312669

感想・レビュー・書評

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  • こんな生き方もあるのねぇという感じ。
    祖母にプレゼントしたら喜んでくれました。

  • 佐藤愛子さんの過去の著作から名言・・・いや、箴言を拾い出して一冊にまとめた本。
    相変らずの歯切れの良い言葉で、「老い」について、「死」について、そして、「人生」「幸福」「性(さが)」「家庭教育」などについて語っている。
    小説から抜粋された言葉もありますが、大体はエッセイの言葉で、だから佐藤愛子さんの言葉がダイレクトに伝わってきます。

    大体が1ページで収まる短い文章となっています。
    例えば、『幸福』の章で、『倖せな人間』という話では、

    『相手の立場というものを考えないですむ人は倖せでいいなあ・・・。
    しかしその倖せな人間とつき合わされる方は、少しも倖せではないのである。』

    と、こんな感じでたったの2行だったりします。
    でも長い、短いでなく、「そうだよな~」と共感したり、ハッと気づかされたりする深い言葉の数々が載っています。
    ただ、これはエッセイ、小説から抜粋された言葉ですから、その前後の文章がある訳で、それを読んでこそ響く言葉というのもあるように思いました。

    「老い」「死」などというと暗いイメージですが、それでもこの本は笑える。
    それが佐藤愛子さんならではだな~と思います。
    病院の待合室で読んでいたんですが、プッと思わず噴出しそうになる箇所がありました。

    また、箴言集などと言うといかにも説教臭くなりがちで、私みたいな天邪鬼は反発したくなるのですが、この本にはそういう所はありません。
    それも佐藤愛子さんの人柄だな~と思います。
    自分に関係ない人や事柄のために怒るというのは、もうその時点で情があると思う。
    そんな情がこもった言葉は素直にスッと心に入ってきます。

    たまに取り出してパラパラッと見たくなる本だと思いました。

  • 膨大な著書の中にちりばめられた
    名言(!)の数々をピックアップした一冊。

    愛子センセ、60過ぎあたりからずっともう
    いつ死ぬか分からんって感じでいらしたのね。
    いつまでもどうかお元気で。
    時々はふんぬーーーーーーー!!!って怒って頂きたい。

著者プロフィール

佐藤 愛子(さとう あいこ)
1923(大正12)年、大阪に生まれる。甲南高女卒。
1969(昭和44)年、『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、1979(昭和54)年、『幸福の絵』で第18回女流文学賞、2000(平成12)年、『血脈』で第48回菊池寛賞、2015(平成27)年、『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。2017(平成29)年、旭日小綬章を授賞。ユーモアあふれる世相風刺と人生の哀歓を描く小説およびエッセイは多くの読者の心をつかむ。
著書に『九十歳。何がめでたい』(小学館)、『私の遺言』(新潮文庫)、『晩鐘』『血脈』『わが孫育て』『我が老後』シリーズ――『我が老後』『なんでこうなるの』『だからこうなるの』『そして、こうなった』『それからどうなる』『まだ生きている』(以上、文春文庫)、『ああ面白かったと言って死にたい――佐藤愛子の箴言集』『幸福とは何ぞや―佐藤愛子の箴言』『そもそもこの世を生きるとは―佐藤愛子の箴言集2』(以上、海竜社)ほか、著書多数。

「2019年 『ガムシャラ人間の心得』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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