旅する知――世紀をまたいで、世界を訪ねる

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 53
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759313611

作品紹介・あらすじ

1970年に始まる世界の変化と明日の予兆を縦断する旅エッセイ。人はなぜ旅に出るのか?異なる場所を知りたいだけでなく、異なる時間を生きたいのだ。サンクトペテルブルグ、ニューヨーク、パリ、ソウル、ケンブリッジ、ロンドンを巡る旅。

感想・レビュー・書評

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  • 1990年代に東京大学出版会から出版されたロングセラー・シリーズ、『知の技法』、『知の論理』、『知のモラル』を小林康夫と共同で編集した文化人類学者による、過去複数回の滞在・訪問経験のある世界の都市に関する考察。取り上げられている都市は、サンクトペテルブルク、ニューヨーク、パリ、ソウル、ケンブリッジ(とロンドン)。
    一見旅行エッセイ風だが、内容は全く異なり、過去の旅の印象、再訪の旅の印象、そしてそれらの旅を振り返る現在の考えの三つを縒りながら、夫々の都市の”変化”と”不変”を語っている。
    そして、夫々の都市へ関わった期間も深さも区々であることから、長期間居住したケンブリッジ(とロンドン)、一年未満の滞在ながらフーコーのような学者との交友もあったパリ、短期滞在のソウル、ニューヨーク、一通過者に近いサンクトペテルブルクでは、分析の視点や角度は自ずから異なっている。
    それぞれの都市の視点・テーマがかなり異なることから、やや読みにくい感じもするが、「旅をしながら、あれこれと、考えるときがありますね。脇に人がいたらきっと話したくなること、それを振り返って、私の一人旅の決算として書いています。」という著者の言葉からすれば、それも当然なのかも知れない。
    旅をするときに様々な視点を持つことの面白さを教えてくれる。
    (2014年11月了)

  • 旅しながら読んだ。旅したくなった。

  • 旅のエッセイというほどでもなく、人類学的な考察というわけでもなく、まあ、エッセイには違いないが…。若干期待外れでした。

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