弘兼流 60歳からの手ぶら人生

著者 :
  • 海竜社
3.09
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本棚登録 : 220
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759315134

作品紹介・あらすじ

弘兼憲史、身辺整理始めました。「常識」という棚にしまったすべてのものを一度おろして、ひとつひとつ吟味してみませんか。そうすれば、きっとこれからの人生に必要なものと必要でないものが見えてくるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • 【生き方】弘兼流60歳からの手ぶら人生/弘兼憲史 / 20180217 / (10/679)<238/92265>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・真新しい話はないが、メッセージとしては、以前読んだ、【生き方】空気を読んではいけない/青木真也/20170313(28/624)<155/73003>にあった、「散らかった欲望を整理する」」という一言に尽きるのか。だからと言って、新たに何もはじめてはならない、ということを言ってるわけではない。一旦、整理すること。その過程で、量的から質的な発展をすべく、人生の規模を縮小していく、というイメージだろう。この整理の対象は、単に所持品だけではなく、親戚・家族を含めた人間関係、お金(使い切って丁度で死ねればベター)もあるだろうし、ひょっとしたら、著書にはない、気持ち、みなたいなものも含めるべきだろう。その意味では、今のうちから遺書を書いておこう、という筆者のアドバイスはうなずける。やってみよう。あと、ゴルフはやりたい。そのための体力維持を今のランでやっておきたい。

    ◆引用
    ・常識という棚にしまったものを一度おろして、一つずつ吟味してみる。
    ・20年ごとに区切ると、60歳は起承転結の結に突入する年齢。物語の終盤
    ・人生終盤は少ない荷物で、広げる必要はない。身の丈にあわせて生活をサイズダウン
    ・前向きにあきらめる
    ・いかに老いを受け入れるか
    ・夢に期限を設ける
    ・見栄、こだわり、執着は、本当に果たすべき目標を見誤る
    ・他人と比較しない
    ・嫌われものは孤独ではなく、孤立する
    ・お金があるほどわずらわしい人生にある。あれば豊かとは限らない。使い切って死ぬくらいがいい。
    ・あまりないことに遭遇するから有難い。
    ・家族は仲が良くて当然ではない。
    ・定年後の男の価値はゼロ、と奥さんから思われている。
    ・奥さんに嫌われない2つの心構え:なるべく一緒にいないこと、お互い距離を保つことこと
    ・親の最後に居合わせることより大切なことがあるなら、そっちを優先すればいい。
    ・老後にゴルフは適度な運動量
    ・どんなことでも、イイ感じ、と思う
    ・落ち込まない、そんなことに時間を費やすのはもったいない。
    ===qte===

    ベストセラーの裏側『60歳からの手ぶら人生』弘兼憲史著 「人生の縮小期」を前向きに
    2017/9/2付日本経済新聞 朝刊
     『課長島耕作』などで知られる漫画家が、60歳からの理想の生き方をつづった本が売れている。自らの体験を踏まえ定年後は持ち物や人間関係を整理し、身軽に人生を楽しもうと書く。明るいトーンが50代以上の男女に受け入れられ、昨年11月の刊行からの発行部数は8月上旬までで15刷21万部に達した。


     60歳からは体力が衰える。重い荷物を背負うと息切れし、終盤の人生を味わう余裕がなくなる。本書はそう指摘し、だからこそ「不必要なものを捨てて身軽に生きよう」と提案する。持ち物は半分に、名刺と共に見えを捨て、友人も信頼できる人だけ残す。そうして初めて、大切な何かを見つけられるという。

     定年後の生き方を書いた類書は近年多いが、ほとんどが「お金が足りない」「家庭や地域で孤立する」と悲観した内容だ。この本も「人生の縮小期」と捉えるが、それでいいと前向きに受け止めている点が一線を画す。

     出版元の海竜社は60歳前後の男性に需要があると見込んで初版1万部でスタートしたが、もっと幅広い層に届いた。男女を問わず、50歳以上の定年予備軍も次々と手に取る。特に年末から春先までは月ごとに発行部数が倍増する「経験のない伸び具合」(同社の佐々木潤枝営業部長)だったという。担当した編集部の松沢咲英課長は「定年後の暮らしに不安を持つ人は多いと思う。元気をもらえる言葉を欲していて、ズバズバ言うけど嫌みのない弘兼さんが適していたのかも」と語る。

     装丁にも工夫がある。同社の新書と比べ縦を2ミリ、横を7ミリ大きくした。新書より内容は質量ともにあるが気軽に読める。原稿を読んでそんな印象を持った松沢課長が「ビジュアルで訴えたい」と提案した。これが成功の一因と同社はみており、新たな判型として今後も展開するという。

    (文化部 諸岡良宣)

    (海竜社・1000円)

    ▼著者は47年山口県生まれ。74年『風薫る』で漫画家デビュー。漫画以外の著書も多い。

    ===unqte===

  • 1、持ち物を半分にしよう
    2、料理をしよう
    3、ボランティアに参加しよう
    気になったのが、上の3点。

    同時期に読んだ 愛される男の自分革命 にも料理とボランティアが必要とあった

    先ず料理から手をつけてみよう

  • 今朝の朝刊広告でみてさっそく読んでみた。なにしろ今退職し家の中を整理中なのだ。
    広告では「持ち物を捨てる」「友人を減らす」「お金に振り回されない」「家族から自立する」奥さんと一緒に旅行という幻想も捨てる、などどれも興味をそそる内容。

    69歳の氏が60歳あたりの読者に向けて、氏が60歳あたりから感じ、そして実践した「手ぶら人生」について、「弘兼流」の考えを綴ったもの。

    手ぶら人生については正にこれからやりたいところ。ただ内容はまさにヒロカネ流であって、ヒロカネさんはこうか、ということをお伺いいたしました、といったところ。この本も読み終わったら、手ぶらになるための運命になるかも・・

  • まだ60歳までは少し時間があるのですが、身辺整理、手ぶら人生、というキーワードに反応して、品川駅を歩いているときに本屋さんで見つけて手に取りました。

    もう一つ、目に留まった理由は、表紙のカラーイラストが、学生時代に読んだことのある「課長・島耕作」に似ていたからです。それもそのはず、この本の著者は、あの「島耕作シリーズ」を書かれている人でした。

    私の場合、東京五輪を迎えるまでは、娘たちも完全には独立しないので、少しケアが必要と思いますが、60歳を迎えるころにはかなり環境が変わっていることと思います。少しずつ、今持っているもの(物や考え方、人付き合い等)も手放していく必要がありそうですね。その心構えをするにあたって、きっかけとなる記念すべき本になりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・老前整理とは、持ち物を半分にしよう運動、まだ身体が元気なうちに身の回りのものを整理すること(p3)

    ・管理できるものの数というのは年齢とともに確実に少なくなっていく(p5)

    ・捨てることで、新しいものが入ってくる(p7)

    ・大事なのは、すべてに疑問をもつ、常識という棚にしまったすべてのものを一度おろして、各々吟味してみる。そうすれば、きっとこれからの人生に必要なものとそうでないものが見えてくるはず(p9)

    ・老いに抵抗して、いらぬパワーやお金を使ってもしようがない、大事なのは「いかに老いを受けいれるか」(p26)

    ・本気で目指す夢であれば、夢に期限を設けることが絶対に必要である(p28)

    ・自分の持ち物は自分を映す鏡であり、自分の人生の遍歴でもある(p33)

    ・基本的に、友人との関係は、「ギブアンドテイク」で成立している、友人に何かしてもらったらこちらも同等のものを返さなければならない(p58)

    ・受験の時、倍率を考えるのではなく、大学のテストの試験の合格ラインを考えて挑戦する。余計なことと比較してもしかたない(p68)

    ・同窓会とは、おもしろい場で、人生がうまくいっているやつしか参加しない(p88)

    ・不動産投資、アパートマンション経営は疑わしい、日本は人口が減っていき空き家が増えていくのに定期的な家賃収入は期待できない(p113)

    ・子供に「老後の面倒は見なくていい」と宣言することは大事(p151)

    ・家族との関係を一度見つめなおし、もし依存しているのならば、自立すべき。これが「身軽に生きる」ことにつながる(p157)

    ・奥さんから自立し、嫌われないために心がけることは、1)奥さんとなるべく一緒にいない、2)お互いの距離を保つ、家事や料理も自ら進んでやったほうがいい(p159、163)

    ・夫婦で旅行しなくていい、奥さん孝行するなら、旅費だけわたして「友達と行っておいで」と言ったほうがよっぽど感謝される。一緒に行くなら、接待気分で(p167、169)

    ・時間は誰にでも平等、その時間をどう生きるかは、その人の考え方次第である(p238)

    2017年5月14日作成

  • 特筆すべきことを述べているわけではないが、どれも納得できる真っ当な思考で、ある程度自分ともかぶるので、自分の老後の生き方に間違っていないという安心感をもらうこともでき、気楽に穏やかに読むことができた。

  • 人生もエンディングが大事。 60歳を過ぎたら、身につけていた余計なものは捨てて、手ぶら人生を楽しもう!
    第1章 持ちものを捨てる ・60歳とは起承転結の「結」
    ・実践! 「持ち物を半分にしよう運動」
    第2章 友人を減らす
    ・年賀状、中元・歳暮はやめる ・「孤独力」を身につける
    第3章 お金に振り回されない
    ・使いきって死ぬ ・ゲーム感覚で節約生活
    第4章 家族から自立する
    ・「家族はひとつ」という幻想を捨てる
    ・定年後の男の価値はゼロ、奥さんからはそう思われている
    第5章 身辺整理をしたその先
    ・60歳以降の仕事探しは求められる場へ
    ・旅行へ、小さな冒険へ ・どんと来い逆境。カモン、ストレス!
    どんなことでも「いい感じ」と思い、プラス思考で生きたほうがいい‼️

  • 参考になった。
    今どきの60歳はそうなのかな。
    50代の私には、当てはまらない事が多かった。

  • 数年前に家族を亡くしたばかりの頃に手に取った本。買ってからも暫くエネルギーが湧かず、亡くなって時間が経ち最近になってやっと読めました。筆者が想定していた読者層ではないと思う。当方30代なので、まだ実感が湧きにくいところと、家族が弱って最期を迎えるまでを見守っていた身からすると若干楽観的すぎやしないかと思うところも。
    とはいえ、これは正解のあることではないので、こういう考え方もある、と参考にするには良書と考える。

  • 高齢化は長寿化
    老化は進化
    だと思っています。
    欲望が減って かれていく ギラギラしなくていい
    穏やかな 楽しみに。
    これはこれで良いのだな。

  • 残りの人生20年。どれだけの荷物を背負えるか、自分だけの荷物を見つけるというのが心に響きました。
    どんな状況でも望んで孤独になれる。 孤独力
    60才でできること
    60才の人が求められる職探し
    なども頭に残ったかな。

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プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、1974年漫画家デビュー。『人間交差点』(原作:矢島正雄)で第30回小学館漫画賞、『課長 島耕作』で第15回講談社漫画賞、『黄昏流星群』で2000年文化庁メディア芸術祭優秀賞と2003年漫画家協会賞大賞を受賞。2007年には紫綬褒章を受章している。主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』『加治隆介の議』など多数。現在は、『会長 島耕作』(モーニング)、『学生 島耕作』(イブニング)、『黄昏流星群』(ビッグコミックオリジナル)、コラム『人生相談 快答乱麻』(週刊朝日)を連載中。

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