がまんをやめる勇気

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 62
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759315608

感想・レビュー・書評

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  • がまんを辞めるために、アサーションのコミュニケーションを提案している本。

    ◎メモ
    ・がまんし続けると、いつか自分の感情が爆発するし、何も言わないと相手に自分の気持ちが伝わらない。コミュニケーションは少しずつ自分を分かってもらうためにすることだ。

    ・コミュニケーションを通して相手と違うことは当たり前のこと。間違いではないし、違っているところを受け入れることが大事。

    ・アサーションを1回したからといって、全てが解決する訳ではない。時には相手を意図せず傷つけることもあるかもしれない。完全に相手を傷つけないコミュニケーションはできないので、その都度お互いが自分の思ったことを丁寧に伝え、すり合わせる努力が必要。

    ◎ページメモ
    4.5.34.70.84.85.86.89.96.122.125.128.130.133.136

  • After all, knowing yourself is important.

  • 私にはがまんをやめる勇気がなかった。この本の1章、2章はがまんの連続。やっと3章になってどうやってがまんをやめるのか。アサーションというわけのわからない言葉でだまされて最後まで読んだ。私にがまんをやめる勇気があったら、読み始めてすぐにやめたであろう。

  • 社会との間で、こうあらねばならぬと思い込み過ぎて、無理して我慢するのではなく、なるべく自分の気持ちに正直に、感情的ではなく表現ができるようになろうということが書いてある。

    アサーティブの概念についてもビジネス本だとすぐにWin-Winの関係と理解したがるが、勝ち負けという問題ではないというところが面白かった。

  • 感情を知でおさえこんだために、我慢し過ぎてしまう。
    相手も自分も同様に大切に、というアサーション。
    自分らしさを大切に。常識に合わない自分を認めてみる。

  • 2018年2月読了。
    平生は感情を後回しにすることが常になっているので、
    昔に比べるとスポーツやら音楽やらで泣きそうになることが増えているように思う(大体結婚式に出席すると奥さんの「母への手紙」くらいのところで目を赤くしている)。
    いや、元々どちらかというと感情よりも理性とか知といったもので自分を司ろうとする傾向は強いように思うが。
    豊かに生きるには理性や知だけでは足りないような気がした。

  • 3年前の春、心の病とパワーハラスメントが原因で休職を命じられた。

    そして、心の病で休職した人が復職を目指す「リワークプログラム」に通うことになった。


    人間関係が原因で悩んでいることを、プログラムのスタッフさんに相談したところすすめらたのが、「アサーション入門」(平木典子著)だった。


    「アサーション」とは、自分も相手も大事にするコミュニケーションのこと。


    「どうせ僕なんかダメだ」--自虐的な『のび太』型。
    「お前の物は俺の物。俺の物も俺の物」--自己中心の『ジャイアン』型。
    「そんなこと言わないで、一緒に遊びましょう」と声をかける『しずかちゃん』型のコミュニケーションとも言える。


    アサーションの第一人者の著者が新刊を出したことを知り、久々にアサーションを学んでみた。


    「がまん」は、左脳の働き。
    「喜怒哀楽の感情」は、右脳の働き。

    がまんが続くと、生き生きとした感情が抑えつけられてしまう。
    無理が続くと、心の病にも繋がる。
    「うつ」が脳の病気と言われる所以でもある。


    まずは、自分に正直になることだと著者は訴える。

    何が好きで、興味があり、没頭できるのか。
    自己分析が大事だと。

    その上で、考えていること、感じていることを、言葉で表現する。

    日記を書く。
    誰かに話を聞いてもらう。
    映画や音楽で感動してみる。
    思い切り泣いてみるのもよい。


    意見の合わない相手には、まずは話をする。
    ただ、いきなり「ノー」というのは禁物。

    相手の言葉に耳を傾け、「不一致もあり得るのだ」と感じてみること。


    過去のつらい体験のフラッシュバックには、「よく頑張ったね」「私はやり遂げた」と自分を褒める。


    結局は、自分を知り、大切にするには、自分の心の声に耳を傾けつつ、いろんな人と関わっていくことなのだと。

    成功と失敗を繰り返し、等身大の自分を公平に評価できるようになるのだという。


    学んでみて、よかった。

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著者プロフィール

IPI統合的心理療法研究所

「2021年 『《中釜洋子選集》家族支援の一歩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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