コロナとがん リスクが見えない日本人

  • 海竜社 (2020年10月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784759317336

作品紹介・あらすじ

【コロナリスクをいかに扱うか】
・インフルエンザの方が死者が多い
・交通事故の方が死者が多い

こうした事実を突きつけられると、ここ半年余り自粛生活を続けていることに、果たして意味はあるのだろうか、という気になります。
ここで思い起こされるのが、福島の原発事故のときの騒動です。日本人は、2011年当時と、まったく同じ反応をしているように見えます。
とにかく日本人はリスクの捉え方が下手くそで、一面的な情報に踊らされがち。こうした現代日本社会に、リスクの正しい扱い方を示したい、本書は、リスクを冷静に扱えるようになるための論考です。

巻末にはヤマザキマリさんとの対談を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は日本経済新聞にがんについてのコラムを執筆している。

    ゼロリスク信仰をやめて、相対的にリスク評価した上で様々な事柄について対処すべき、という内容。

    コロナ禍でも、ちゃんとがん検診は受けましょう。



    以下、本書を読んで印象に残ったこと

    ・ロックダウンしなかった日本で欧米ほど感染者が増えないのは、「広域交差反応性メモリーT細胞を獲得しているから(?)

    ・コロナにA型は感染しやすく、O型は感染しにくい。

    ・日本には公衆衛生の専門家が非常に少ない(←なんとなくそんな気はする。が、正しいかどうかはわからない)

    ・養老孟司さんが言うとおり、日本人は「死ぬつもりがない」といった歪んだ死生観を持つ。

    ・座り過ぎの人はがん死亡が多い。在宅勤務などで座りすぎの健康リスクを帳消しにするには、1日に60分以上の運動が必要とされている。

    ・生涯累積がん罹患リスクの最新数値(2017年)で見ると、男性は3人に2人が、女性は2人に1人ががんになる。

    ・日本人は、子宮頸がんワクチンのリスクに関しても、副反応ばかりに目を取られて、がんの予防効果をしっかり評価できていない。(←年頃の娘を持つ親としては悩ましい問題。副反応は怖いが、娘が何処の馬の骨だかわからない男にがんをうつされるのは嫌だ)

    ・イタリア語は、濁音や破裂音が多すぎてものすごく飛沫が飛ぶ。唾がじゃんじゃん飛んでくる。日本語喋る人に比べてコロナの感染リスクが高そう。(←笑った) 

  • コロナとがんや交通事故、どちらの方がリスクが高いのか。
    同調圧力、世間様の目ではなく、自分で考える力をもつべき。

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著者プロフィール

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。東大医学部付属病院放射線科准教授兼放射線治療部門長。厚生労働省がん対策推進企業アクション議長。

「2023年 『人生を変える健康学 がんを学んで元気に100歳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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