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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784759811582
感想・レビュー・書評
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こんな厚い本だったのか、と、図書館で目にしてちょっとびっくり。自叙伝だと、まぁ書きたいこと山盛りなのかもね。
しかも実際、この人いろいろやってるから、紙幅も必要だったのかも。
てか、ゲノム解読にまつわる論争が書かれているという話から興味を持って読みたいと思ってたんだけど、その論争というのは、思い描いていたような、ゲノム解読そのものに対する倫理・哲学的な論争とかではまったくなくて(笑)。まさかの、誰が主導権を握るかとか、利益確保いかにすべき、とか、なんか、そういう醜い争いについてだった(笑)。
こういうおっきい物事が動くときって、まさかのこうなるんだなぁ、って、かなり驚き。
この作者は、民間の資金を使ってゲノム解読を先にやってのけていて、こういう完全なる基礎研究でそれができたのはすごいなと思いました。
それから、彼の、ゲノム解読チームなら解雇された後のまた発想の湧きっぷりがすごい。無尽蔵。
海洋のゲノム、という考え方かぁ。
あと、全然関係ないけど、ディズニーのシュレックを作るのに、当時最高のスーパーコンピュータが導入されていたと知って驚いたり(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前回読んでとてもおもしろかった本、「DNA」の著者でノーベル受賞者のジェームス・ワトソンと対立したクレイグ・ベンターの自伝。「DNA」も、年取った科学者が自慢と人の悪口を書き散らかしている感じがしたけれど、ベンターの自伝はさらに輪をかけて悪口と自慢に終始している。とはいえ、その中に遺伝子解読のための科学的知識も詰まっており、科学と政治とビジネスとさまざまな人間関係について述べられている。同じ内容がワトソンの目を通したのとベンターの目を通したのでこれほども違うのかという対比も面白い。
このベンターという人、アメリカの科学者の中では、「ゲノム情報を特許化しようとした」とか「金儲け主義」とかとにかく評判が悪いようだ。ワトソンの「DNA」でもちらっと触れられていた。(詳細は覚えていない)ベンターが科学の世界で成功を始めてからは、いろいろな人に利用され、そのおかげで批判され、中傷を受けてきたようだが、真実はどうなんだろうか?この本の中で、ベンターはその中傷に対する反撃をし、自らの行為を正当化しているが、わたしにはどちらが真実なのかはわからない。多分、どちらも真実なのだろう。立場が違えば、ものの見え方は変わる。この本を読む限りベンターは科学を愛し、自分の信じるところを貫いてきただけのように思えるが、やり方が下手だったのかもしれない。
DNAと本書を読むと、科学の世界もビジネスや政治が濃厚に絡みあっていることがよくわかる。その世界でもうまくやっていかなければ科学の世界での成功などないのだろうか?と考えてしまう。特に遺伝学は、多額の儲けをもたらす金の卵の研究であったため、その争いは熾烈をきわまったのだろう。潤沢な資金で好きな研究ができるというすばらしい環境があったともいえるが、その金と権力をめぐる競争や陰謀は熾烈を極めたようだ。人の命を救い、生命の不思議を明かす遺伝学、なんだか少々さびしい気がする。 -
面白いが、なにしろ分厚い。ベトナム戦争に従軍した経験が原動力となっているという話、ヒトゲノム解読について、多方面から干渉があった事情が詳しく描かれている。もちろん、自伝なので著者の側の言い分のみが書いてあるので、彼の計画の障害となった人たちにもそれぞれの言い分があるのだと思う。研究費の争奪戦というのが、シビアだったことがうかがえる。それにしてもヒトゲノム解読なんて夢のようだと思っていたのに、科学の進歩に驚かされる。
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大規模プロジェクトを進めるには、金とバイオインフォマティクスとコミュ力が大切であることが分かる本でした。
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ヒトゲノム解読を何年も早め、初めて解読に成功した人の自伝。
クレイグ・ベンターという名より、セレーラカンパニーという名をよく覚えている。大学生のとき、ヒトゲノムが解読されそうだという話を聞いて、当時読んでいた生物学関連の雑誌で、セレーラの動向を逐一追っていたことを思い出して買った。
当初ヒトゲノム解読は非常に時間がかかるものとされ、何千にも科学者が何十年もかけないと不可能だろうと考えられていた。実際政府主導によるヒトゲノム解読はそれくらいかかる見込みだったし、それくらいかかりつつあった。しかし、ベンターは公言通り9年程度でそれを成し遂げ、かかわったチームのメンバーも数十人程度だった。
当時は政府対私人の闘いの構図が話題になったが、俺はヒトゲノム解読によって画期的な生物学的進歩が見られ、自分の身近にも形となって現れると思って記事を追っていたが、実際特に何も変化はなかったなw -
文句なしに面白い女性で 男の人ってさっぱりしていていいわねぇ 女ってどろどろしてるから ってなことを 言う人がときどきいますがどうして この本なんかを見ると 男同士の足の引っ張り合いって言うのもねぇ
著者プロフィール
野中香方子の作品
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