笑いの方程式―あのネタはなぜ受けるのか (DOJIN選書 10)

著者 : 井山弘幸
  • 化学同人 (2007年9月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759813104

作品紹介

笑いに関する書物は数あれど、作品構造を分析・批評した本は皆無に等しい。ほとんどのネタは惜しまれることなく、この世から消えてゆく。そんな儚い運命にあるネタに仕掛けられた笑いのテクニックを形態分類し、笑いを引き起こす構造を分析。見て楽しむのとはひと味違う、読んで楽しむお笑い論。笑わせるテクニックの博物学的形態分類。

笑いの方程式―あのネタはなぜ受けるのか (DOJIN選書 10)の感想・レビュー・書評

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  • 分類することは便利ではあるが、分けて納得してしまうと、その先を探さなくなってしまう恐れがある。「なぜ面白いのか」を考える参考には良い。

  • あの漫才やコントはなぜ面白いのか?筆者はお笑いのネタを活字化し構成を分析し形態を分類するといった科学的な観点からお笑いのテクニックを追及しています。あなたの好きな芸人さんのネタはどのタイプかなど考えて観るのも楽しいかも。章の最後には練習問題もあり,自分のお笑いセンスを試してみては。

  • 【408】【 779.14】税込 1,728円(本体価格 1,600円)
    http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA83351527
    http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA83351527

  • 比較的新しいネタを題材としながら、汎用的なお笑いの構造を簡潔に説明してくれる本です。

  • お笑い好きの大学教授がネタの構造を分析し、体系立てました。
    有名な中堅お笑い芸人のネタを、ダジャレ、自虐、あるある、言葉遊び、シュールなどに体系立てて説明しています。
    サンプル抽出されたネタの多少から察するに、この教授はアンジャッシュ、ラーメンズのような作り込んだネタが好みのようです。

    この本が面白いのは、各章の最後にネタ作りの問題集がある処です。
    「空白を埋めてネタを完成せよ」という形式で、実際の芸人のネタが出題されます。
    これを解くことで、ネタ作りの触りを経験できたような楽しみがありました。
    しかしネタ作りという創作活動は楽しいものですが、やはりお笑いは演者次第でいかようにも料理されるものということも改めて感じました。

  • お笑いのネタを多数収録している、という点で価値はあると思う。
    例えば、私のようなアマチュアのお笑い好きが、知っているネタを文章で再確認するためのツールとしては問題なく使えた。

    しかし、知らないネタについては、まったくと言っていいほど解説が頭に入ってこなかった。情景描写にやや難があるか。
    DVD映像でも添付されていればいいのだろうが。

    図書館で一周読んでじゅうぶんに堪能し、満足できた。
    再読はないだろう。

  • ふつう図式というものは分かりにくい文章を分かりやすくするものなのだろうが余計わかりにくいと思うのは自分だけ・・・・自分だけ?

    シナリオ台本を読むというのも一つの表現方法だと思うがやっぱり映像と並列だとなお、わかりやすかったのではないだろうか。

  • ちょっとお笑いをかじっていたために、読まされるハメになった本です。自発的に読んだわけではないです。1600円ですし…

    帯から引用すると、笑いのテクニックを形態分類し、笑いを引き起こす構造を分析した本です。著者は、大学において「お笑い論」を開講し(内容は隠していたようですが)、そこで集めた資料などを元に本書を執筆したようです。

    かなり多くの芸人のネタが紹介されています。基本的には、オンエアバトル、笑いの金メダル、エンタの神様、M-1、それに加えてラーメンズ、といったラインナップ。私個人の印象としては、これらのネタを知らなければ、文字で書かれてもピンとは来ないと思います。なので、お笑いの知識があまり無ければ読むべきではないと思います。私がこれを読まされたのも、買った人が分からなかったためなようですし…

    「あのネタはなぜ受けるのか」と副題にあるように、笑いが起こる理由について色々と書かれています。これに関して、私としては、はっきり言って理解できないものも多かったです。少しでも人を笑わそうとしたことがあれば分かると思いますが、人が笑う原因は多種多様です。笑いのツボなんてものはいくらでも存在します。

    例えば、著者はR-1グランプリ2007におけるバカリズムのイニシャルトーク授業をシュールネタの一つとして挙げています(知らない人はごめんなさい)。このネタに関して著者は「観客は言語変換のルールに気づきはじめるとクスクス笑いはじめる。」と述べています。しかし、R-1において、このネタに関してコメントを求められた審査員の大平サブローは「なんや知らんけど面白い」とコメントし、その後イニシャルトークであったことを他の人間に指摘されています(うろ覚えですが)。要は、大平サブローは、著者の言う「言語変換のルール」には気づかず、言葉の響きだけで笑っていたということです。笑いが起こる理由は「これだ」と一意に決められるものでは無いわけです。

    ゆえに「笑いの方程式」なんてものはありえないと私は思っていますので、この本を読んでいて滑稽に思える部分も多かったです。その滑稽さが面白かったと言えば面白かったですが。

    ともあれ、文章化されたネタというのは非常に新鮮な気がしましたし、ネタを分類・批評するという内容自体は興味深いものでした。笑いに対する一つの考え方を知るというスタンスで読むといいのかもしれません。


    どうでもいいですが、この著者は間違い無くラーメンズが大好きです。

  • 学者センセが余興手すさびに書いた、最近のテレビお笑い芸人ネタ羅列本。
    「方程式」というほどの抽象形式はどこにもなにもありません。
    分類・用例・口述書き起こし、ともにかなりいい加減です。

    これはさすがにちと1600円の価値はないかと。借りてさらさらと通読するが吉。

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