生まれ変わる動物園―その新しい役割と楽しみ方 (DOJIN選書) (DOJIN選書 52)
- 化学同人 (2013年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759813524
感想・レビュー・書評
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<目次>
第1章 研究フィールドは動物園
第2章 チンパンジーのお勉強
第3章 動物園にいるいろいろな動物の姿
第4章 動物園の飼育員はどんな仕事をしている?
第5章 動物園はどんなところ?
<内容>
京都大学の先生で、京都動物園を研究フィールドに、様々な実験を(動物相手に)している著者が、動物園が、見世物から研究や学習の場になっていくことを、自らの実践から紹介している。2011年頃の話なので、10年以上たった現在はどうなっているか?京都動物園の改造は終わっているかな?今、動物園は改革の途中だと思う。動物たちにも人権(?)はある。彼らが過ごしやすく、人間と共存できるようになってほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個々の観察事例は面白かった。京都市動物園での著者の活動を中心に紹介し、そこから動物園の役割や意義を考えるきっかけを与えてくれる動物園学の入門的な本。個人的にはもうちょい突っ込んだ内容も知りたいので、本書で紹介しているより教科書的な本も読んでみようと思う。
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動物園を甘く見るな!
動物園って博物館とかの一種なんだよね、と思う。研究施設というイメージはあまりないけど、学術的な場所なのだ。かといって、そんなに敷居が高い場所ではない。そういうところが好き。
京都市動物園は一番馴染みの動物園で、一番好きな動物園だ。わくわくしながら読んだ。頻繁に行っていた頃とは少し変わったところもあるけど、特に親しんでいた動物たちが亡くなっているのを知ったのは寂しいけど、また京都市動物園に行きたくなった。もっと楽しく動物たちに会えるはずだ。
チンパンジーのアイちゃんだけじゃない、霊長類のお勉強。マンドリルやテナガザルでも研究されていたなんてびっくり。ゾウやキリン、ゴリラだけでなくヤブイヌやバクとか、そういう動物たちの研究も面白かった。 -
【新刊情報】生まれ変わる動物園 480.7/タ http://tinyurl.com/cvat7pd 京都市動物園は大学と連携して、ゴリラの出産と育児、ゾウの夜の行動など、動物園ならではの研究を展開している。いま動物園に何が求められているかを考え、動物園のあるべき姿を探る #安城