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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784759814552
感想・レビュー・書評
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☆HIVはエイズの原因ではなく、米国政府と製薬企業の陰謀とする否認主義者の主張を受け入れたアフリカ諸国でエイズ禍が引き起こされた。
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エイズ否認主義に呑み込まれた南アフリカ
エイズ否認主義とは「エイズの原因はHIV感染ではない」という主張です。今回の3冊目「エイズを弄(もてあそ)ぶ人々」を読むまでそんな主義主張があることすら知りませんでした。なぜこんな否認主義がはびこるのか不思議な感じもしますが、デューズバーグという高名なウイルス学者あたりが震源地みたいです。なぜプロのウイルス学者がそんなことをいうのか、その心理分析も含めて、いわゆる否認主義・疑似科学の心理学的な解説(著者は心理学者)を読むと反ワクチン運動に通じるものを感じます。そしてネット時代の疑似科学は笑い話ですまされない大きな災厄を引き起こします。
マンデラ大統領(在職1994~1996)の誕生で明るい希望にあふれる南アフリカにもエイズ感染の波が襲いかかります。21世紀になってマンデラの次のムベキ大統領(在職1999~2004)がネットでエイズ否認主義に取りつかれてしまいました。ムベキが国の政策レベルでエイズ否認主義を取り入れてしまったため南アフリカは急速にエイズ大国になってしまい260万人という死亡者を出すことになりました。恐ろしい黒歴史です。
疑似科学による最大の健康被害のひとつがエイズ否認主義なんですね。このような疑似科学がらみの事件はネットのフェイク記事とからむことで日本でも他人事でなくなっています。同じ構図は現在の子宮頸がんワクチン騒動へもつながっていくわけです。 -
原題:Denying AIDS: Conspiracy Theories, Pseudoscience, and Human Tragedy
著者:Seth C. Kalichman
翻訳:野中香方子
【出版社による内容説明】
「HIVはエイズの原因ではない.アメリカ政府と製薬企業が陰謀をはかっている」.一部の科学者を含むHIV/エイズ否認主義者たちの奇妙な主張が,南アフリカをはじめとする国々のエイズ禍を引き起こした! 社会心理学者でエイズ問題に取り組む著者が,疑似科学と陰謀説の実態を明らかにし,否認主義に陥る心理を分析する.
<http://www.kagakudojin.co.jp/book/b81032.html>
【目次】
第1章 生き延びるHIV/エイズ否認主義
第2章 デューズバーグとHIV/エイズ否認主義の起源
第3章 エイズ疑似科学
第4章 否認主義者のジャーナリズムと陰謀説
第5章 否認主義の政治
第6章 否認から抜け出す
エピローグ 最も皮肉な陰謀
付録A HIV/エイズ否認主義の年表
付録B HIV/エイズ否認主義者のリスト -
エイズの原因をHIVであると認めない人達がいたことによって、起きた悲劇を描く。
否認主義への批判がこれでもかとばかりに書かれている。
ただ、この本の中の否認主義者の様な人達は、いろんな世界にいるのではないか?その事を痛切に感じた。HIVの様に死に至らないからといって放置しておくのは、いずれの問題になるのではないかと思う。 -
HIV/エイズの否認主義者達への批判をこれでもかというぐらい丁寧に書いている。カリッチマンの怒りが伝わる。でも、ちょっとくどいかな?
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「HIVはエイズの原因ではない.アメリカ政府と製薬企業が陰謀をはかっている」.一部の科学者を含むHIV/エイズ否認主義者たちの奇妙な主張が,南アフリカをはじめとする国々のエイズ禍を引き起こした! 社会心理学者でエイズ問題に取り組む著者が,疑似科学と陰謀説の実態を明らかにし,否認主義に陥る心理を分析する.原著名:“Denying AIDS: Conspiracy Theories, Pseudoscience, and Human Tragedy”
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否認主義に陥る心理 地球温暖化問題を科学者の陰謀だっていっている人達にも通じるかな?
著者プロフィール
野中香方子の作品
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