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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784759819663
作品紹介・あらすじ
幼いころ「石っこ賢さん」とよばれたほど石に熱中した宮沢賢治が残した作品から,「元素」や元素の塊である「鉱物」に触れた文章を写真とともに紹介.賢治の作品は国語教材として親しまれているものが多く,その文章中には多くの元素や鉱物が登場する.たとえば,『やまなし』では,「水銀」「銀」「黄金」「金剛石」「水晶」.これらを賢治の描く心象にふれる手がかりとして,文章とともに元素を解説.作品以外にも,現在知られている118の元素すべてを取りあげた.科学者としての賢治の生涯をたどる.
感想・レビュー・書評
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以前から少し気になっていた本を、図書館で見かけて手にとった。
宮沢賢治は詩人・童話作家として有名だが、科学者としての側面もあったという視点での展開で、元素関係の図書は多々あれど切り口が面白いなあと思った。
宮沢賢治の作品の中で出ている元素45種を作品を引用した上で、その特徴と歴史を紹介するという体裁。宮沢賢治作品は、教科書に載っている程度のものしか知らないが、それでも解説が丁寧であったので、困るようなことはなく好奇心を刺激されて、未読の作品を読んでみようかなという気持ちにもなった。
ただ、同じ作品を複数回引用している箇所があるので、それが少しだけ残念に感じられた。このあたりは、本の構成としてのせめぎ合いなのかなと思う。
宮沢賢治作品に登場していない元素も紹介しているのだが、0が全かとばかりに、すべてを紹介しようとしているので、やや後だるみなところがあって、それが惜しい気がしている。また、鉱物の写真も掲載されているのだが、それがやや小さいことと、その説明の文字が細く小さいので、不惑を超えた身としては読みにくくて残念だった。
とはいえ、トータルでいえば良書。
お財布が許すなら、ぜひ手元に置きたい。 -
宮沢賢治の作品には元素や鉱物が多用されている。金や銀やダイヤモンドであれば情景が想像できるけれど、メノウやオパールは聞いたことはあってもあまりよくは知らなかったし、天河石とか猫睛石とかは正直チンプンカンプンで飛ばし読みしていた。本書は、そんな元素や鉱物を、写真付きで、賢治の作品やエピソードとともに紹介してくれる。本書を読むことで、賢治の描く世界を映像としてイメージすることができるようになり、その美しさに気づかされた。
「私は詩人としては自身がありませんけれども、一個のサイエンティストと認めていただきたいと思います」と賢治は言っていたらしい。
賢治に作家以外の教師・農学者としての一面があることは知っていたけれど、これほどにサイエンティストであることに自覚やプライドを持っていたとは知らなかった。そうであるならば、賢治作品を味わううえで科学的な知識が必要なのは当然のことなのかもしれない。本書を読む前と後では、賢治作品の見え方がガラッと変わると思う。
改めて購入して読みたい。
(NetGalleyでゲラ読み) -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26235077 -
背ラベル:431.1-サ
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元素図鑑を宮沢賢治の文学方面から解剖。といったふう。
文学好きにも科学好きにも。 -
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宮沢賢治の文章には鉱石や化学反応の表現が多用されるが、私にはそれが何色を指しているかぱっとわからない。それに加えて俳句的な文章が読みにくさを倍増させる。本書を読むと、大分読み飛ばしていたなあ、こんな意味だったのかと気付かされる。
全ページカラーで、宮沢賢治の文章とそこに登場する鉱物などの写真が添えられていてわかりやすい。けど、載っていないものも多い。その化学反応の写真も載せてくれ!元素図鑑なので、宮沢賢治の文章は重複する部分があり、その分を写真増やしてくれ!とは思った。
面白い本。
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431-S
閲覧 -
視点が良い。確かに宮沢賢治の作品には化学の用語が散りばめられている。再確認。
そしてわかりやすい写真との連関。
何度も繰り返し読みたい。
読了60分 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
2022/03/11 更新
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「石っこ賢さん」と呼ばれるほどの石好きだった宮沢賢治の作品に登場する鉱物を、作品の部分と一緒に紹介している。児童書ではないが、ところどころふりがながあるので高学年に紹介しても。作品部分は原稿用紙様になっているし、鉱物の美しい写真がたくさんちりばめられており、興味がある子には楽しいと思う。科学に興味がある、あるいは意識の高い部類の六年生からは「面白かった!」との声がありました。
きちんと読んではいないので、いずれきちんと読みたい。楽しそう。 -
賢治作品と元素や鉱物を比べながら。
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童話作家や詩人としての賢治はよく知られていますが、彼の作品の中にはなぜかたくさんの元素や鉱物が登場します。
図鑑としての美しさだけでなく、賢治の中の科学的一面を感じます。宮沢賢治なのになぜ元素と鉱物?と不思議に思われたら
ページをめくってください。作品と作家の理解だけでなく、元素や鉱物への興味も湧いてくる本だと思います。(A.A.) -
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