キツネ 命はめぐる (世界の美しい科学絵本)

  • 化学同人
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本棚登録 : 107
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759822243

作品紹介・あらすじ

林で暮らすキツネ、そこに生えるもみの木や、虫たち。私たち人間も、見た目は全然違っても、みんな同じように命があります。キツネの死を通して、死は新たな命につながっていくということが描かれています。

感想・レビュー・書評

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  • isabel thomas
    https://isabelthomas.co.uk/

    Daniel Egneus Illustration division
    https://www.illustrationdivision.com/daniel-egneus

    キツネ 命はめぐる - 株式会社 化学同人
    https://www.kagakudojin.co.jp/book/b590869.html

  • 変に感情的にならずに、静かに読み進めることができました。自然界の中ではこのように命が巡っていくことを絵本で伝えられたら…と思いました。

  • 森の中で耳をすましてみましょう。
    命の音が聞こえてくるよ。
    表紙が美しい。

  • 秋が闌けて森は朽ちる。地面を覆いつくす落ち葉の下のかすかな気配。それは命。それは獲物。子どもたちを育てる母ギツネは、狙い定めて跳躍する。やがて冬。子どもたちはまたたく間に成長する。巣穴の外に飛び出してエサとりごっこをして遊ぶ。遊びはやがて本当の狩りになる。食べものをさがしにでかける親子のもとに、嫌な音が近づいてくる……母ギツネはいつまで待っても帰ってこない。
    そして子どもたちだけで森を生きる日々がはじまる。季節は移ろう――。

    「世界の美しい科学絵本」そのシリーズ名にふさわしい、絵の美しさと、巻末の簡潔で明晰な「死とはなにか」という問いへの答え。森の生き物たちの生と死を通して、死んだらどうなるのか、腐敗とはなにか、そして命のサイクルという仕組みを、あくまで科学の観点からやさしく教えてくれる。
    同シリーズの『蛾 姿はかわる』も、オオシモフリエダシャクという蛾の「工業暗化」、つまり環境に適応することによって、どのように変化していったかを子ども向けにわかりやすく描いている。虫は苦手、という人は多いと思う。しかも蛾。けれど見ないのはもったいないくらい絵が奇麗なので、ぜひ手に取って見てほしい。
    このシリーズ、ぜひ続いてほしいと思う。

  • 親キツネが子キツネにエサの取り方を教え、独り立ちさせる。生きていくことが始まると、そこから死んでいくことが始まる。親キツネのアクシデント。でも死んでいくこと(あえて、進行形)は、肉体が小さな分子になっていき、土に交わり、他の生物へと命を移していくこと。「命はめぐる」のタイトルを素敵な絵とともに読むことができる1冊。

    #NetGalley

  • 『感想』
    〇幼児にとって食物連鎖の概念はとても難しい。それも人間だけ外れているわけだが、だからこそ自分がいつその連鎖に入るのか心配になるのだと思う。

  • 「命はめぐる」ことを思うと
    「死」に対する恐れがやわらぐ気がする。

  • 秋が終わり、冬がやってくるそのころ。よく見て、耳をすましてみましょう。命が動いていますよ。林の中を生きるキツネ。エサを見つけ、子育てをし、そして……。すべての生命は、命のサイクルの一部なのです。

    タイトルは『キツネ』(英題は“fox”)だが、キツネではなく命の営み、それも地球を生きるすべての命がめぐるという内容が軸になっている。対象年齢は高くないが、それでも理解できる表現でこのようなテーマを扱っているというのは珍しい気がして、面白いと思う。生きてからも死んでからも、自然とかかわり合っている。自然のなかだけを描くのではなく、キツネも人の住む場所の近くに住んでいることで人と無関係ではないのだと思える。「キツネのからだをつくっていた小さな粒が新しいところでうまれかわります」という文章、死が終わりではないということを、小さいうちから知っておくことは、人によっては救いだと感じられるのではないか。
    表紙が少しキラキラしてるのが好き。

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