オノマトペの歴史2: ちんちん千鳥のなく声は・犬は「びよ」と鳴いていた
- 風間書房 (2019年12月25日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759922974
作品紹介・あらすじ
鳥の鳴き声や獣の声を写すオノマトペ(擬音語・擬態語)の史的推移を追究した著書を収録。「ちんちんかもかも」といったオノマトペ関係の言葉をターゲットにした多彩な論文・エッセイも収集。(全8巻)
感想・レビュー・書評
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「オノマトペの認知科学」を読んだ時に参考文献に挙げられていた本。日本において鳥や動物の鳴き声をどう聞きなして来たかという歴史をまとめた本だが、文体がエッセイ寄りで非常に読みやすく楽しかった。様々な発見・驚きがあったのだが、一番印象に残ったのは故郷である島根県松江市の法吉町(ほっきちょう)の町名がウグイスの鳴き声ホーホケキョから来ているという事実だった。
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面白いタイトルに惹かれたのがきっかけだが、読んでみたらますます引き込まれて、なぜもっと早く読まなかったかと後悔した。いわゆるオノマトペの研究だが、作者の山口仲美さんのユーモアと軽快な文章によってどんどん読み進められた。
また、大腸癌と膵臓癌を経験し、発症から養生まで詳しく書いてくれているのは、同じ癌サバイバーとしてとてま参考になり生きることに希望が持てた。
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