ウイッチクラフト 都市魔術の誕生 (Newmind Books 4)

鏡リュウジ

• 柏書房 (1992年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[りさきゃんさんの感想 · 2021年2月13日]

高校生のころ「魔女になる〜」と言っていたのにそれから魔女になりたかったことを忘れていたので、魔女について学ぶために読んだ。前半が歴史で読むのが大変だった。スターホーク、魔女名を使う、魔女として活動するときだけつける指輪やペンダントを用意する、など基本的なキーワードを知られてよかった。

[ahapopさんの感想 · 2013年11月20日]

魔女術というカルトの進化について、魔女の歴史を追って行くかたちで書かれています。なぜ近代においても西欧では魔女が広まっているのか、著者の見解も書かれています。私が読んだのは1992年発行の本でしたが、これからは男性中心世界ではなく、女性性も中心としたエコロジカルな世界になって行くだろう...といったことも書かれていて、なんだか最近の(2013年の)世界の傾向を予言していたかのような感じがしてびっくりしました。前半の歴史部分が長かったので、難しくて読むのに時間がかかっちゃいましたが、とても興味深く読ませてもらえました。魔女術という題名ですが、術について(おまじないとか)書かれた本ではないので、そういう本を探している人は間違えちゃいそうなので注意です。

著者プロフィール

占星術研究家、翻訳家。1968年京都府生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事。著書に『タロットの秘密』（講談社現代新書）など。

「2022年 『ディズニーヴィランズ　タロット』 で使われていた紹介文から引用しています。」