江戸かな古文書入門

著者 :
  • 柏書房
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760111428

作品紹介・あらすじ

本書は、これから古文書を勉強する方に、寺子屋にならってまずはかな読みに挑戦することを提案する。著者自身、家蔵の版本でかな読みのきっかけをつかみ、版本のかな読みとともに古文書解読の力が伸びてきたのでこの経験を思い出しながら、この入門書を編纂した。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「日本人の手習い」シリーズの傑作、アダム・カバット著の『妖怪草子』でくずし字の基本を勉強した後で読んだところ、発展学習にちょうどよかった。最後の応用編で取り上げられた『大和仮名懸想文売』は御伽草子の『猿源氏草子』を原点としているが、ちょうど正月に歌舞伎座で『鰯売恋曳網』を見たところだったので、大体の筋が頭に入っており、それも役立ったようだ。鰯売恋曳網は三島由紀夫の原作だと聞いたが、ちゃんと底本があるのだなぁ。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

吉田豊(よしだ・ゆたか):1933年生まれ。古文書研究家。林美一氏に師事した。早稲田大学エクステンションセンターなどで講師を務める。著書に『江戸かな古文書入門』、『江戸のマスコミ「かわら版」』などがある。

「2024年 『江戸服飾史談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田豊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×