読書の歴史―あるいは読者の歴史 (叢書Laurus)

制作 : Alberto Manguel  原田 範行 
  • 柏書房
3.62
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本棚登録 : 119
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760118069

作品紹介・あらすじ

本書は不思議な書物である。ありきたりの概説書ではない。これだけ多方面からしかもこれだけ多くの古今東西に及ぶ史実、逸話、伝承、研究成果などを交えて語られた、この「読書の歴史」に類書はあるまい。

感想・レビュー・書評

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  • 単なる読書ガイド、では無い。書物の歴史、その材料から印刷から識字、朗読、書物等にいたるまで書物好きなら思わず知りたくなるような逸話満載の一冊。これを転居に調べ物をするには文章が散漫である気はあるものの、読み物としてはとても面白く、かつ読み応えありの一冊。構成も凝って大変に遊び心あふれる。

  • 返却期限がきたので返却。少し長尺。最後のページ、読書することまで読破。本の歴史がいろいろな本の読み方に焦点を当てながら展開しているのが面白い。

  • 2011 6/25 パワー・ブラウジング・・・も超えて興味のあるところだけ拾い読み。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
    読書にまつわる様々なトピック、側面について、歴史的事象や印象的な図像、挿話を交えて記述していく本。
    冒頭の訳者解説にもあるとおり、構成といい章タイトルといい不思議な本で、単なる学術書ではない。この本自体がこの本の中で扱われている読書というものの多様で不思議な性格の一端を示しているというか、著者自身が熱烈な読者であって、その個人史の一部にもなっている感じ。
    そんな風なので自由に読めばいいか、と思って好き勝手な格好で好きなときに適当に読んでた。
    以下、気になったところ/面白かったところの抜粋。

    ・第1部7章「読み聞かせ」(p.127~)
     19世紀キューバの労働者に広まった「朗読会」についての記述。
     初耳、面白い。
     労働中に朗読者が、読者の合意で選ばれた本を読み上げる。
     今でいう作業用BGM的な?

    ・第2部2章「宇宙を創る人々」(p.210~)
     図書館における分類の話。
     アレクサンドリア図書館で分類を行ったカリマコスについて等。

    ・第2部4章「象徴的な読者」(p.236~)
     書物とその利用者の間柄の話等。
     ベッドに身を起こして読書する老女の写真を取り上げている。
     何を読んでいるかは写真からはわからない、そして何を読んでいると
     想像するかによって彼女の印象は全く変わりうる。

  • まだ途中だけど。
    余談ですが、マーケットプレイスで12000円超えです。。。ちょっとボッタクリ。
    改めて本って?読書って?ってなことを考えさせられる。

  • 昨年末の「読んでいない本について堂々と語る方法」といい、何故か年末は読書に関する名著にあたる。
    400ページぐらいの薄さで読書の歴史についてかけるんかいなと思いながら読み始めたが、中身の重厚さは1000ページ級の重量選手。しかも文体は軽やかで、読み進めるのが苦にならない。
    10回読んでも飽きないとおもう、いい本。

  • 383夜

  • [ 内容 ]
    本書は不思議な書物である。
    ありきたりの概説書ではない。
    これだけ多方面からしかもこれだけ多くの古今東西に及ぶ史実、逸話、伝承、研究成果などを交えて語られた、この「読書の歴史」に類書はあるまい。

    [ 目次 ]
    読書すること(陰影を読む;黙読する人々;記憶の書;文字を読む術 ほか)
    読者の力(起源;宇宙を創る人々;未来を読む;象徴的な読者 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • p144-p170 8 書物の形態

    ペーパーバックの道のりは、主にp161~。
    ペンギンブックスについてはp164~
    活版印刷からの流れも割と詳しい。

    注釈が、ほぼどこからの引用についてばかりの為、読み進める上で疑問に思ったことはほぼ解決できないのがちょびっとばかし難点。調べるべし。べし!

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著者プロフィール

1948年ブエノスアイレス生まれ。著書に『世界文学にみる架空地名大事典』『読書の歴史――あるいは読者の歴史』『図書館 愛書家の楽園』『奇想の美術館』など。エッセイや戯曲、翻訳、ラジオドラマへの翻案なども手がけている。リエージュ大学(ベルギー)から名誉博士号を贈られ、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章。

「2014年 『読書礼讃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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