魔王と呼ばれた男・北一輝

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 14
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760127016

作品紹介・あらすじ

かつての盟友・大川周明は、北一輝のことを「神仏のように崇高な志と悪魔の如く善悪を超越した超人的な人格が一つの身体に同居している」と評し、彼を「魔王」と呼んだ-「革命家」や「ファシスト」といった称号では言い尽くせない北一輝のもう一つの顔を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 「事件屋」「恐喝屋」そのもの。
    典型的な胡散臭さが漂う右翼なのか暴力団なのか。
    交霊、祈祷、神憑り。
    大正から昭和初期にかけての時代背景と社会状況下に於いてこういう形で政治的発言をすれば神秘性と説得力が増す。有る意味とても巧妙。
    後半の「霊告日記」から嘘っぽさと胡散臭さが増してきた。

  • 天才的理論家にして陰謀家・右とも左ともいえない革命家・社会秩序を指向するアナーキストなどなど様々な顔を持つ「魔王」北一輝。
    政治性ばかりが喧伝されがちな北の、霊的側面を詳細に調べた貴重な一冊です。

    北とその妻・すずが受けたお告げを記した「霊告日記」を現実の推移とリンクさせながら読み解いていく様は実にスリリング。類書ではまず見られない記述や引用も多く、資料的価値も高いです。

    天才的理論家としてデビューし政治と陰謀にコミットしていた北、彼がやがて信仰の領域に軸足を移していく過程はとても興味深い。北一輝を知るうえで外せない一冊といえましょう。
    お勧めします。

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著者プロフィール

北海道生まれ。作家、宗教研究家。主な著作に『天皇の秘教』『日本秘教全書』『天皇の仏教信仰』などがある。

「2014年 『世界の秘密儀式FILE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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